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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

「天才てれびくんYOU」マーヴェラス西川&てれび戦士が挿入歌『DAIJOUBU!』で「うたコン」に出演。

2018年7月3日(火)に放送された「天才てれびくんYOU」の最後、てれび戦士たちからこんな感じの告知がありました。

「このあとの『うたコン』に出ます!」

 

・・・ふへっ!?

 

「うたコン」ってのはNHKでやってる歌番組です。懐かしの演歌から旬の話題曲まで幅広いジャンルの歌い手さんたちが出演してて、ミニ「紅白歌合戦」的な番組というのかな。お茶の間に集ったお年寄りも子どもも安心して見られる感じの。

うちの9歳坊主と6歳坊主もその告知見たもんで、うわうわうわ、こりゃ大変だぁ!ってなったわけですよ。「うたコン」がはじまる19:30にはテレビの前でソワソワしながら待ってた(笑)。ふだんは「うたコン」なんて流れてても見向きもしないんだけどね・・・。

 

そんなわけでその日、NHKホールでマーヴェラス西川が『DAIJOUBU!』を歌い、てれび戦士メンバーと立花団長&小島主任がバックダンサーとして出演するという夢のような映像が実現。

知り合いの子が大舞台に出てるような気分で、みんながんばれ!とドキドキしながら見守ってしまった。

 

 

 

 

マーヴェラス西川が放つ2018年度挿入歌『DAIJOUBU!』

 

『DAIJOUBU!』って曲は、「天才てれびくんYOU」に2018年度から登場した挿入歌です。ふだんはマーヴェラス西川のトレーニングコーナーで冒頭にちょこっとだけ流れます。BGMみたいに小さく使われてるしマーヴェラスのセリフもかぶってくるからどんな歌なんだかさっぱり分かりませんでした(笑)

だから「うたコン」で初めてフルバージョンで聞けたのも嬉しかったです。作詞・作曲のいきものがかり水野氏らしさもそこかしこに発揮されてて、うおぉー!と思いながら聞いてました。

 

『DAIJOUBU!』

作詞・作曲:水野良樹
歌:マーヴェラス西川(西川貴教) with てれび戦士2018

 

テレビ放送があった2018年7月3日より、各社ダウンロード配信もスタートしたみたいです。CD盤は主題歌『たてっ!よこっ!ななめっ!みんなのちからっ!』も入って9月5日発売予定とのこと。

 

てれび戦士13名&立花団長と小島主任も登場

 

「うたコン」にてれび戦士が出るって聞いたので、半分ぐらいが選抜されて出るのかな?って思ってたんです。だって夜の番組だし、遠くから通って収録してる子もいそうだから、全員はムリかなぁと。

それが、登場してみたらまさかの13名フルメンバーだったのでそれもびっくりでした。みんな、きっとすっごい練習したんだろうなぁ。手を上げる角度とかピシッとそろってたし、動きがキビキビして決まってました。ダンスが得意じゃない子もいるのに素晴らしかったです。

ひとりひとりが舞台上での魅せ方も意識してるし、立ち位置やフォーメーションもぶれてない。ちゃんとみんなの顔が見えました。指導した人すげぇなぁと思ったし、食らいついてきたてれび戦士もあっぱれです。よく頑張ったよ。うんうん。(すっかり親戚のおばちゃんみたいな心境)

 

そうそう、立花団長と小島主任も両端に加わってましたね。これ、せっかく立花裕大さんと小島梨里杏ちゃんが来てるのに、ほかの出演者と絡む様子がなかったから、もしかしたら事前収録だったのかなぁとも思いました。全体リハーサル終わった後、本番はじまる前までにちょこっと撮る感じとか。

小中学生が出るんだから早めに出番があるかなと思って待ってたんだけど、まさかの終わり間際まで出てこなかったしね。

 

ちなみにこの日の「うたコン」はいつもより30分ほど長い拡大版。マーヴェラス西川もとい西川貴教さんは、ミュージカル風コントに参加するやら、八代亜紀さんと『舟唄』をデュエットするやら大車輪の活躍でした。さだまさしさんとのトークの後ろにあったホワイトボードには、マーヴェラス西川がイラストで描かれててうちの坊主どもも大興奮(笑)。

てれび戦士が登場した『DAIJOUBU!』は最後から2曲目で、その後はジャニーズのKing&Princeが華々しくトリを飾って終わるという番組構成になってました。

 

2018年度加入の新人たちが即戦力すぎる

 

それはそうと2018年4月に新たにてれび戦士として加入したこちらの4名。しょっぱなからロケにがんがん行かされてる感がありますけど、みんなしっかりしてるというか、任せて安心な雰囲気をかもしだしててすごいなぁと思います。

 

  • 佐々木 ゆら(ささき ゆら)
  • 冨士原 生(ふじはら いく)
  • 梅田 芹奈(うめだ せりな)
  • ギュナイ 滝美(ぎゅない らあら)

 

この新メンバー、役立たずキャラがひとりもいないんですよね・・・。

いや、役立たずキャラっていうのも必要なんです。周りよりもちょっと幼くて、カメラに映り慣れてなくて、素人っぽいあどけなさがかえって共感を呼ぶような。その後の伸びしろに期待できるというか、これからめきめき成長していくから楽しみだよね、っていう感じの子のことです。しいて言えば加入したての泰世くんとか夏子ちゃんとかみたいな(笑)

 

それがどうですか、この4人。最初っから役に立ちまくってるじゃないすか(笑)。きっと実際の学校生活でもリーダーシップをとってたりとか、仕事やお稽古を通じてプロっぽいふるまいに慣れてたりとか、そういう経験を積んできてるんだろうな。

今回のNHKホール「うたコン」の大舞台でも、佐々木ゆらちゃんなんかはカメラに向かって決め顔してましたからね・・・。きちんとダンスをこなしつつ、ちゃんと自分がカメラに抜かれているのを分かってて、その一瞬を逃さないという余裕。どんだけ場数踏んできたんですかアナタ。みたいな高度な技をみせてました。ほんと頼もしい。

いちばん年下のギュナイ滝美ちゃんは小学4年生だそうです。モデルさんみたいな整った顔立ちで完成されたイメージ。今いるてれび戦士のなかではダントツ年下なんだけど、それを感じさせないぐらいしっかりしてる。決して周りから助けられる妹っぽいキャラじゃないんですよね。

 

まー今年はびっくりするぐらい粒ぞろいですなぁ。なんておばちゃん感心しながら見てるところです。

 

ぱぱぱーや♪

 

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「にほんごであそぼ」2018年7月のうたはソプラニスタ岡本知高さんが歌う『ベベンの方丈記』

「にほんごであそぼ」2018年7月のうたは『ベベンの方丈記』です。

鴨長明による鎌倉時代の随筆『方丈記』に、うなりやベベンがメロディをつけたもの。古典の教科書とかによく出てくるあの有名なフレーズではじまります。「ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず」。

 

てっきり再放送映像かと思って油断していたら、全く新しく録りなおされていたからびっくり。自然の美しい景色のなかにソプラニスタ岡本知高さんの声が響き渡って、あまりの雄大さに心撃ち抜かれました。

見てるとほんと、ずぎゅーん!ずどーん!って心の奥底まで届く感じです。

 

『ベベンの方丈記』

鴨長明「方丈記」より
作曲:うなりやベベン
編曲:周防義和
演奏:バイオリン/松田拓之、大宮臨太郎 ビオラ/坂口弦太朗 チェロ/山内俊輔(以上、NHK交響楽団) ピアノ/高橋希

歌詞:

https://www.nhk.or.jp/kids/nihongo/song/nig_1807_behojo_k9z3th.html

 

ちなみに、うなりやベベン・てるみ・ほのかが歌うオリジナルバージョンは2014年11月のうたでした。

「にほんごであそぼ」2014年11月のうた『ベベンの方丈記』 - Eテレ大好き!!

 

 

 

 

きっかけはコンサートの『ベベンの方丈記 高知バージョン』

 

岡本知高さんといえば土佐犬の着ぐるみ。

・・・そんな強烈な印象を残したのが2016年12月に行われた「にほんごであそぼ 元気コンサート in 高知」でした。世界的なソプラニスタすら土佐犬に仕立て上げる「にほんごであそぼ」。なんて怖いもの知らずな番組(というか、衣装デザインひびのこづえさんの暴走を止める人は誰もいないのだろうか(笑))。

岡本知高さんは地元・高知出身であるという縁でコンサートに参加されました。そこで歌ったのが『ベベンの方丈記 高知バージョン』だったというわけです。

コミカルな土佐犬の扮装に笑えばよかったのか、圧倒的な歌唱力に感動すればよかったのか。ギャップに戸惑う視聴者。そんなこんなも含めつつ、岡本知高さんの「にほんごであそぼ」コンサートへのゲスト出演は強烈なインパクトを残しました。

 

2018年7月のうた『ベベンの方丈記』はそれをきっかけとして、自然に発案されたものでしょうね。今回の曲映像はさすがに土佐犬コスプレじゃなかった!と、ほっと一安心したんだけど、よく見たら頭の上にちょこんと犬のっとるがな(笑)

かわいい。

 

あらためて2018年4月~6月のうたをおさらい

 

2018年4月は『ぴっとんへべへべ』、5月は『うなりやベベンの二十四節気』、6月は『にっぽんづくし』でした。それぞれに見どころがあったので、ちょっと書いとこうかなと。

 

2018年4月は番組おなじみの歌をリニューアル『ぴっとんへべへべ』

https://www.nhk.or.jp/kids/nihongo/song/nig_1804_pito_nh4k8j.html

2018年4月のうたは『ぴっとんへべへべ』でした。おおたかしずるさんが「歌っているだけで楽しくなるような言葉を集めてつくってみた」という曲。るってんしゃんらか♪りーぼーぱなぱな、と架空の言語のような宇宙語のような謎のフレーズが満載で、何度か聞いてるうちに頭から離れなくなる(笑)。

「にほんごであそぼ」ではかなり昔から歌われてて、2005年に発売されたCDにすでに『ぴっとんへべへべ』が入ってます。これまで長らく放送されてた映像は、現在中学生になるメンバー7名がまだごく幼かったころのものです。そんでコニちゃんが歌ってたかな。

2018年4月バージョンでは、それ以降に加入したメンバー(小学3年生&幼児たち)で録りなおしした映像にリニューアルされました。おおたかしずるさんが自ら歌ってます。るってめらーにゃっ♪ぴゅんっ♪

 

2018年5月は『うなりやベベンの二十四節気』再放送

5月は『うなりやベベンの二十四節気』です。これは前からある映像の再放送で、ベベンが元気に歌ってました。二十四節気っていうのは夏至とか、立冬とか、そういうやつね。1年で24個あって順番に歌っていくというそれだけの曲です。

それだけの曲なんだけどこの手の歌、うちの坊主どもがけっこうお世話になってまして(笑)。数を順番に一十百千万億兆京・・・と歌ってくやつとか、月の名前を睦月・如月・弥生・・・と歌ってくやつとか。覚えて歌うってほどじゃないけど、自然と耳に入っていってるみたいです。

5月はリクエスト特集と半々だったような記憶があって、『うなりやベベンの二十四節気』は2週間ぐらいのオンエアだったかな?新曲は登場せず、もとからある歌を流しておいて一休み、みたいな月でした(笑)

 

2018年6月のうたはベベンが作ったメロディをアレンジした『にっぽんづくし』

https://www.nhk.or.jp/kids/nihongo/song/nig_1806_nihon_tu94ja.html

そしてやってきたのが6月『にっぽんづくし』!子どもたちもフルメンバーだったし古典芸能のスペシャリストが数多く集ってめちゃめちゃ豪勢な映像でした。「にほんごであそぼ」の総力を尽くしましたという雰囲気で圧倒されます。

『にっぽんづくし』では、うなりやベベンが作ったメロディをもとにして、中村勘九郎さんが歌舞伎、野村萬斎さんが狂言、さらには相撲に文楽、三味線といった風に、にっぽんの文化を次々紹介していきます。やたら出演者多いです(笑)

個人的には、最近あまり見かけなくなった中学生メンバーが曲映像に参加してくれてて、ぅおぉーっ!と沸き立ちました。男子陣は新年度に入って「諸行無常戦隊ギオンショウジャー」のコーナーで見かけたりしたけど、女子4人はほんっと出なくなったからなぁ。リクエストでちょくちょく過去の歌が流れるから、姿を見てないというわけじゃないんだけどね。一応卒業扱いになってないのはコンサート要員としてかなぁ、番組の収録にはもう参加しないのかなぁ、なんて思ったりしてて。なので6月になってようやく元気な姿が見られて良かったです。

 

そして7月のうたとして登場したのが『ベベンの方丈記』ですね。実にここまで5・6・7月と連続してベベンがらみです(笑)

元々ベベンが歌っていたものを別の方が素晴らしく歌ったり、曲を上手くアレンジして作品として別のものに仕立てたり。いろんな方法でベベンが「にほんごであそぼ」に残した財産を活かしていこうとしているんだなぁと思います。たとえベベンの新しい映像は撮れなくなってしまっても、べべンの精神からは新しいものが生み出され続けているのだな。偉大なりベベンスピリッツ。

 

かくのごとし。

 

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