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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

追悼、水木しげる先生。挿絵を手掛けた『えほん寄席 死神』が「てれび絵本」にて放送されました。

2015年12月11日の「てれび絵本」では、水木しげる先生が絵を手掛けた『死神』が流れていましたね。

先月末に亡くなられた水木しげる先生。
そこからあまり時間が経たないうちの『死神』登場だったので、てっきり「てれび絵本」のスタッフが追悼の意を表すために、わざわざ作品を差し替えたのかと思ったんですが・・・。

 

水木しげる先生が亡くなられたのが、11月30日。

12月の放送予定リストが発表されたのは、11月30日。

 

ということで、今回の『死神』の放送は、あらかじめ組まれた予定どおりのことだったみたいです。

 

でも、この『死神』が制作されたのはかなり前で、もう2008年のことになりますし、「てれび絵本」にはたくさんの作品がありますから、なかなか放送の順番が回ってくるもんじゃないんですよ。

このジャストタイミングでの『死神』登場、やっぱりあの世の水木先生が呼んだか!?って感じします。

 

 

 

 

25年の歴史を誇る老舗番組「てれび絵本」

 

さて、この「てれび絵本」は現在、月~金の8:55から放送されている5分間番組です。

以前は「母と子のてれび絵本」っていうタイトルでした。そのスタートが1990年ということですから、そこからなにげに25年間も続いている、かなりの老舗番組です。

ただこの「てれび絵本」、今は放送時間も短いですし、小さい子がいてEテレをつけっぱなしにしてるようなご家庭じゃないと、なかなか目にする機会がないんじゃないかなぁ。それぐらいひっそりと放送してる、地味ぃ~な番組です。

なので今回、朝っぱらから水木しげるの絵を見られた人は、とてもラッキーだったと自分を褒めたたえても良いでしょう。

 

「てれび絵本」はその名のとおり絵本の朗読をしてくれます。毎日、いろんな絵本が出てきます。

お話の内容もいろいろ。可愛らしかったり、ユーモラスで笑えるようなものだったり、ちょっと考えさせられるようなものもあったり。

最近の作品はCGを駆使して絵に動きをつけているので、画面も単なる静止画じゃなくてアニメーションになっているものが多いですね。
絵本のイラストの素朴さを生かしつつも、よりお話に引き込まれるような映像効果がつけられています。

 

読み手の方も俳優さんだったり、歌手の方だったり。
毎回違ってバラエティに富んでいるので、えっこんな人が!?って出てきたりします。

 

豪華制作陣の『えほん寄席』シリーズ

 

そして「てれび絵本」では、毎週金曜日は『えほん寄席』や『東海道五十三次』など、日本の古典シリーズを放送するのが、近年のパターンとなっています。

今回、水木しげる先生が絵を手掛けた『死神』は、その『えほん寄席』シリーズのなかの一作品です。

 

『えほん寄席 死神』

語り:柳家さん喬(落語)
音楽:恩田えり社中(お囃子)、柳家三之助(笛)
絵:水木しげる
CG:彦すけあ

 

 

こちらに収録されています。

 

この『えほん寄席』シリーズの絵ですけど、著名な絵本作家さんとかイラストレーターさんにわざわざ声をかけて描いてもらってるみたいなんですね。

水木しげるの他には、モンキー・パンチやら柳原良平やらが名前を連ねてます。
こりゃまた、NHKの名のもとにいろんな絵描き引っ張り出してきたね。すごいなぁ。

 

 

ということで、思いがけず流れた「てれび絵本」の『えほん寄席 死神』から、あらためて水木しげる先生が逝ってしまわれたんだなぁ・・・、って思い返してたんだけど。

亡くなってもなお、その存在感は衰えることはないですね。
テレビの画面に映る、ザ・水木しげる!という絵から、溢れんばかりのパワーが伝わってきてその偉大さを実感したわけです。

 

御歳を召しても、もう永遠に死なないような気がしてましたけどね。でも死んでないのかな、ほんとは。

水木しげるはこの世から消えてしまったわけじゃない。きっと妖怪になったんだよ。っていう説が一番しっくりきてます。

 

 

げッ♪げッ♪

 

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