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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

「おかあさんといっしょ」2015年1月のうた『ゆきだるまのルー』

今月のうたは皆さんご存じの、『ゆきだるまのルー』です。

『ゆきだるまのルー』
作詞:おーなり由子
作曲:栗原正己

 

おーなり由子さんの詩が繰り広げるメルヘンな世界に、栗原正己さんの相変わらずとぼけた感じのメロディが可愛らしい作品。
主役がゆきだるまの子どもで、風景が雪山だったりするのも、この季節ならではですね。おーなり由子さんが描き出すゆきだるまキャラクター達にも、シンプルさのなかに心が伝わる暖かみがあって素敵。

 

 


さて、冒頭に皆さんご存じの、と書いたのはこの今月の歌、すでに2014年12月の時点で『ゆきだるまのルー』という曲名が公式発表されていたからなんですね。
これは「おかあさんといっしょ」の月の歌としてはあまり例がないことのようです。こういう事前告知って、もしかしたら制作された作詞作曲の方や映像に関わった方なんかが、「来月から流れますよ」ってお知らせするようなケースはあったかもしれませんけど、NHKから公式に発表されるってのは珍しいですよね。

それというのも、先に「みんなのうた」2014年12月~2015年1月期のうたとして、『ゆきだるまかぞく』という曲が流れていたからなんです。「みんなのうた」のサイトでも、この『ゆきだるまかぞく』、そして『ゆきだるまのルー』について紹介されていました。

 

『ゆきだるまかぞく』
うた:知久寿焼
作詞:おーなり由子
作曲:知久寿焼
編曲:栗原正己・知久寿焼

「みんなのうた」と「おかあさんといっしょ」が初めて“コラボレーション”。連動した2つの歌を、それぞれの番組で放送します。同じ雪だるまの世界を舞台にし、「みんなのうた」では家族の幸せをうたった「ゆきだるまかぞく」。雪だるまの家族にとって、大事なこととは? 「おかあさんといっしょ」では雪だるまのこどもを主役にした「ゆきだるまのルー」が1月に登場します。


『ゆきだるまのルー』と同様、おーなり由子さんの詩やイラストが繰り広げるメルヘンな世界に、知久寿焼さんのメロディや栗原正己さんのアレンジが彩りを添えた作品。こちらは知久寿焼さんが歌ってます。

 

そんなわけで、共通の世界観で制作されたこの2曲。『ゆきだるまかぞく』『ゆきだるまのルー』は、すでにCDとして2015年1月7日に発売もされてます。「おかあさんといっしょ」の月の歌が、まだ放送が始まったばかりなのにも関わらずシングル発売されているというのも、これまた異例のことなんじゃないかと思ったりします。

両方の番組に曲の企画を出してみたら、どっちも通っちゃった、って感じなのかな。それともどっちかが先に作られて、派生的にもうひとつも出来上がって、こっちもいいじゃん、みたいなことになったのかな。見ているこちらにとっては、なかなか楽しい試みです。

 

この『ゆきだるまのルー』という曲は、ゆきだるま5人きょうだいの末っ子、ちびすけルーのことを歌っています。ルーっていうのはゆきだるまの名前なんですね。ところどころで何度も出てきます。

ちびすけルーは すてきな すてきな ルー♪ルー♪ルー♪

何回もダメ押しのように呼ばれる感じを聞いていて、ふと思い出した曲がありました。同じ栗原正己氏の作曲による『スーのうた』です。これは「ピタゴラスイッチ」で活躍する働きもののねずみ、スーのことを歌ったものです。

スー♪ スー♪  きがきくスー♪ スー♪ スー♪  ねずみのスー♪

メロディは決して似てるってわけじゃないですけど、気になって比べてみたら曲の構成が同じような感じで。おんなじフレーズを繰り返して、途中でちょっとだけ盛り上げて、最後はまた同じ調子で終わる、と。
この、繰り返しがたくさん出てくるあたりに絶対的な安心感があるのかなぁ、なんて思ったりしてました。

 

 

たくさんうたおう、たくさんわらおう。