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「ムジカ・ピッコリーノ」アリーナ卒業を祝って歴代キャストが大集結。特別編『アリーナの旅立ち』

2017年度上半期放送をもって「ムジカ・ピッコリーノ」のアリーナが卒業しました。

 

主人公のアリーナ・モンテヴェルディがムジカアカデミーを卒業。それと同時に、番組スタート当初からアリーナを演じてた斉藤アリーナちゃんが「ムジカ・ピッコリーノ」を巣立つことになりました。

思えば5年前から出演してたんだもんなぁ。今期は貫禄すら感じるステージだったし、アリーナちゃんじゃなくてアリーナさんて呼びたいぐらいで、すっかり素敵な女性に成長しました。

 

それを記念した卒業スぺシャル編『アリーナの旅立ち』も、2017年9月に全4回にわたって放送されました。いや、これ、ちょっと泣けます。

何がすごいって、今までのシリーズに出演してたメインキャスト片っ端から呼んじゃったんですよ。そんでもって呼んだらほんとに来てくれちゃったんですよ。全員がひとつの画面におさまってるの、軽く鳥肌立ちます。何その熱いチームワーク。

 

年度末あたりにまた再放送するかなぁと思ってたんだけど、なんと大晦日に一挙アンコール放送するらしいです。

 

「ムジカ・ピッコリーノ」特別編『アリーナの旅立ち』

2017年12月31日(日)11:00~11:40

第1回「わたしとピッコリーノ号」
第2回「わたしとメロトロン号」
第3回「ふたりの約束」
第4回「修了式」

 

 

 

アリーナ、卒業。

 

そんなわけで、アリーナ卒業です・・・。

 

まぁ、そんな予感はあったんですよね。2017年度の第5シリーズでは同年代の少年少女を引っ張って立派に座長もつとめました。8月の最終回はこれまでを締めくくるような感動的なラストだったし、え、もしや「ムジカピッコリーノ」、番組自体がこれで終わっちゃうの!?ぐらいの勢いだったのでね(笑)

なのでこの特別編の制作はめちゃめちゃ嬉しいサプライズでした。5年間出演してきたアリーナの物語を、きっちり締めくくろうとしてくれてるんだな、って。今までのすべてを振り返るような構成で、出てくる人々がいちいち懐かしすぎて涙ちょちょ切れました。

 

ちなみに「ムジカ・ピッコリーノ」の番組そのものは来年度も継続されるような気配です。第5シリーズの最後でローリー司令官が、来年度ムジカアカデミーに入校してくる子たちのリストを見てました。

次の主人公はそのなかの一人なのかな。あるいは複数のアカデミー生を各回ごとにクローズアップするとかでもいいかも。第6シーズンでは新しいキャストを迎えて、また違った子どもたちの成長物語が始まりそうです。

 

歴代のキャストが大集結の豪華スペシャル

 

特別編『アリーナの旅立ち』は全4回。アリーナがムジカドクター試験に合格してから、修了式までのエピソードが綴られます。

晴れてムジカドクターになると、本人の希望で今後の道を選べるらしいんですね。どこかの船の一員になるも良し、ムジカアカデミーに残って研究するも良し、という感じで。

そんでもって、この先どうしようかなーって迷うアリーナ、とりあえず合格の挨拶を兼ねてこれまでお世話になった人たちに会いに行くことにしたようです。第1回ではピッコリーノ号を訪れ、第2回ではメロトロン号へ行き、第3回はハッチハッチェル楽団へ。そして第4回、皆が集まった修了式の最後にアリーナは結論を出す、というストーリーになっています。

 

第1回「わたしとピッコリーノ号」
ドットーレ:浜野謙太 / 機関士ペペ:サンコンJr.(ウルフルズ)

 

まずはアリーナ、2013年・2014年度に乗船してたピッコリーノ号へ。当時ドクター見習いだったアルベルトは既に合格していなくなっちゃってました。作中でも時間が経ってるんだなぁってしみじみします。

ちなみにアルベルトはちゃんと第4回で出てきます。いやぁでも、ちっこい少年だったアルベルト、あんなににょっきり背が伸びて男らしくなってるとはビックリ。(久々に親戚の子に会ったおばちゃんみたいな心境。)

 

第2回「わたしとメロトロン号」
リヒャルト船長:鈴木慶一 / ボン・ジョルノ:ASA-CHANG / ドクトルジョー:オダギリジョー

 

そして2015年・2016年度に研修生として乗船したメロトロン号。リヒャルト船長がかけたアドバイス、年輪を重ねたゆえの渋さが出ててなんか素敵だったなぁ。アリーナに向けて言ってるというよりも、テレビを通じて全ての若者に言ってるみたいな雰囲気で。もちろん台本通りに発してるだけなんだろうけど、その言い方というか包容力というかね。

 

第3回「ふたりの約束」
ハッチェル:ハッチハッチェル / ピッピ:西條妃華 / ルチオ:ケンタロウ

 

2017年度にはアポロン5号に乗ってました。その周りをうろちょろしてお騒がせしていたのがハッチハッチェル楽団。アリーナは仲間のルチオと一緒に、団長のハッチェル&看板娘のピッピのもとを訪れます。

ま、この回はちょっと余談というかおまけエピソードというか。ルチオの告白とニッコリ応えるピッピのカップル誕生にキュンキュンする回です。ルチオそれってプロポーズ?プロポーズだよね!?

ルチオ役のケンタロウくんが中性的な雰囲気なのと、ピッピの西條妃華ちゃんが童顔でまだあどけない感じするので、ほんっと可愛いふたりです。レオとかアリーナとか大人っぽいキャラじゃ、こうはいかないな(笑)

 

ラストは俳優・アーティストに演奏家、全18名でセッション

 

そして最終回はすごいよ。いっぱい出てくるよ。

最後は全員で演奏するんですけどね。各シリーズからキャスト呼んでるもんで、ドラマーが3人いたりピアニストが4人いたりして、楽器からかなりの人があぶれてて(笑)。

わざわざ サンコンJr. と ASA-CHANG 呼んどいて、ドラム叩いてんのは佐藤奏ちゃんだったりとかいう、めちゃめちゃ贅沢なセッションに仕上がっております。

 

しかもアルベルトとエリオットが同じ画面にいるー!夢のなかでしか実現しようがなかったツーショットがなんと現実のものに。

でもふたりとも鍵盤楽器担当なのでね。今回はレオの修了式でもあるのでレオがピアノ弾いてて、旧レギュラーはやることない(笑)。ふたり並んでコーラスとかで賑やかしに徹してて、それもまた希少な光景だなぁと思いながら見てました。

 

第4回「修了式」
アリーナ・モンテヴェルディ:斎藤アリーナ
ドットーレ:浜野謙太
アルベルト:山口康智
機関士ペペ:サンコンJr.(ウルフルズ)
ローリー司令官:ROLLY
モレッティ連絡官:森啓一郎
リヒャルト船長:鈴木慶一
エリオット:戸松恵哉
ボン・ジョルノ:ASA-CHANG
ゴンドリー:ゴンドウトモヒコ
ゴーシュ:徳澤青弦(anonymass)
ドクトルジョー:オダギリジョー
レオ:奥田弦
ルチオ:ケンタロウ
ブルーノ:武嶋聡
ルネッタ:佐藤奏
ハッチェル:ハッチハッチェル
ピッピ:西條妃華

 

もちろんこんな大勢が一堂に顔を合わせたことなんてないですよね。しかし、そこはそれ、皆さん名だたる演奏家ばっかりですから、音楽を通じてすぐにつながれるという。初めてなんだけどひとつの「ムジカ・ピッコリーノ」チームって感じで、セリフ運びも楽曲演奏も息ぴったりでした。

わざわざ集まったのもアリーナを番組から送り出してあげるためっていうあたり、じーんとします。なんちゅう愛にあふれた特別編なんだ。

 

正直、「ムジカ・ピッコリーノ」第5シーズンの最終回と、この特別編の最終回は、見終わった後ちょっと放心状態になってた。

アリーナがこんな素敵な結末を迎えるとは、放送開始当初は全く思いもしなかったな。夢みたいな光景を見せてくれたこと、ただただ感謝です。

 

5年間の軌跡。

 

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