「おかあさんといっしょ」2017年10月のうた、作詞もりちよこ節炸裂！『おまめ戦隊ビビンビ～ン』

「おかあさんといっしょ」2017年10月のうたは日本中にお豆旋風を巻き起こした『おまめ戦隊ビビンビ～ン』。歌と映像のダブルで破壊力半端ない。

『おまめ戦隊ビビンビ～ン』

作詞：もりちよこ
作曲・編曲：小杉保夫
演奏：トランペット／菅家隆介、中山浩佑　トロンボーン／中川英二郎　桑野聖ストリングス
振付：みつばちまき、SHU110
歌詞：
https://www.nhk.or.jp/kids/pv/song/oka_so1710_omame_u9g7sd.html

あ、どうでもいい話ですが、なぜに今さら10月の歌の感想なんか書いてるのかというと、この秋は幼稚園の文化祭でやる保護者の劇に全力をそそいでたからです(ほんとどうでもいい)。
役はその他大勢なんで、全然大したことしてないんだけど。練習はじまったら、ほぼ毎日幼稚園行ってる感じになってた。まー、そんな日々も楽しい思い出です(笑)

そんなわけでいいかげん年の瀬だよって自分をツッコみつつ、ぼちぼちここまでの感想を振り返っていきたいなと思います。

もりちよこが思いっきりやらかした

作詞家・もりちよこさんがぶっ放すユニークな歌詞は「おかあさんといっしょ」ではすっかりおなじみ。10月のうたとして『おまめ戦隊ビビンビ～ン』が流れてきた瞬間、あ、またもりちよこが何かやらかしたね！？と即座に思いました。こんな悪ノリが許されるのは数々の曲を手がけてきた実績がある重鎮だからこそでしょう。もし新人作詞家がこんなの提案したら、調子に乗るなって言われてあっさり却下ですよ却下(笑)

そんでもって今回の『おまめ戦隊ビビンビ～ン』では大反響を受けてか、もりちよこさんがtwitterでいろいろと制作裏話を暴露しています。NHKのプロデューサーにリクエストされたのは4人が登場する元気な曲。何度かのやり直しを経て、締め切り直前に降りてきた豆のフレーズ。小杉保夫さんもノリノリで作曲したっぽいし、もりちよこさんが歌詞に込めた構想を周囲がよってたかって盛り上げて実現しちゃったような雰囲気です。

「おかあさんといっしょ」ではこういう、妙なかぶりものや扮装って時々出てくるんですよね。そんでお兄さんお姉さんの熱演がそこに乗っかって、歌のパワーを表現します。今回はそこに戦隊というマニアックなキーワードが重なったことで、奇天烈さがいっそうスパークしちゃったって感じ。
その相乗効果は予想以上だったんじゃないかなぁ。子どもが夢中になってるだけじゃなく、大人が盛り上がって喜んじゃってますしね。呟きたいキャッチーなフレーズも多くて局地的に流行りまくってます。ヘバ！

セクシーなりさお姉さんにノックアウト

この歌で嬉しいなぁと思ったのは、お兄さんお姉さんたち、4人それぞれに見せ場があるってこと。特によしお兄さんとかりさお姉さんって、ふだんの歌では映像で姿を見せるだけでその声は入らないんですよね。でもこの曲では各々セリフがあったり掛け声をかけてたり、ひとつのチームとしての一体感があります。4人揃ってこそのおまめ戦隊なんだよ、みたいな熱いメッセージが込められてそうです。込められてないか。

その中でもりさお姉さんのキレのある動きとかきっぱりとした雰囲気のたたずまいには思わず見惚れてしまいました。衣装の形とか色合いのせいもあるのかなぁ。いちいち恰好いいですわ。ドキドキしちゃいますわ。
これ、戦隊の一員っていうよりは、むしろ敵の女幹部だなぁと。しかもめっちゃセクシーなやつ。しいて言えばケガレシアとかウェンディーヌとか。ゾンネットでもいい(笑)
てなわけで、おまめ戦隊コスチュームのりさお姉さんが足組んでソファに座って、ワイングラスなんか持ちながら敵の戦闘員たちにかしづかれてる姿が思い浮かびました。ほかの幹部と横並びかと思いきや、実は黒幕のボスに寵愛されてたりすんのね。･･･何の妄想だ。

ちなみにうちの8歳坊主、ある朝学校に行く時間にちょっと出遅れて、その時たまたま『おまめ戦隊ビビンビ～ン』を目にしたもんだから、ありゃ大変。

口あけてポカーンとして見入っちゃったよ！つーか、さっさと靴下はこうよ！遅刻しちゃうよ！！

てなことであまりの映像の衝撃に、結局最後まで見ちゃったという。そんな日が3日ぐらい続きましたかねぇ･･･。遅刻したかどうかは知らない（本人はちゃんと間に合ったと言い張ってる）。
小学2年生をも虜にしちゃう『おまめ戦隊ビビンビ～ン』。時間を忘れて引きずりこまれてたという話でした。