2016年8月22日、「にほんごであそぼ」の新曲『華麗に鼻濁音』がテレビから流れはじめました。
そこに映っていたのは3人の男子、あもん・てるみ・かいとの面々。揃いの衣装でアイドル風に歌って踊ってます。
・・・アタマに、鼻、かぶってる。
そんでもって鼻の両脇にふたつ、ちょこんとついてる銀色のモシャモシャ。鼻毛だ。鼻毛だコレは。
み、耳の上に、鼻毛出てる―!!
あぁすいません、このインパクトは文章でなかなか伝えられません。というかこれ読んだだけじゃさっぱりワケわけわかんないと思いますけど。
アイドルさせときながら、鼻毛。いったい「にほんごであそぼ」は彼らをどこへ向かわせようというのでしょうか。
『華麗に鼻濁音』
作詞:うなりやベベン
作曲:祐天寺浩美
三味線演奏:うなりやミッチェル
うた:あもん・てるみ・かいと・はるとも・けいと
鼻をかぶった華麗な男子たちが踊り歌う
この『華麗に鼻濁音』はそろそろ夏休みも終わろうかというこのタイミングで、今週から流れはじめました。
最初に見たのは、あもん・てるみ・かいとが歌う3人バージョンだったんですけど、日によっては、はるとも・けいとが加わった5人バージョンもありました。
ちなみに、はるとも・けいとのちびっ子男子2人が加わると、毒の強さが可愛らしさで緩和され、衝撃がよりマイルドになりますので、初めてご覧になる方にはそちらをお勧めします。(いや選べないし)
・・・あ、思わず毒って書いちゃいましたけど。つい本音が(笑)。
だって、あもん・てるみ・かいとの3人バージョンに初めて出会った時の衝撃ときたら。
これはウットリしながら見るべきなのか、ニヤニヤしながら見るべきなのか、本気でうろたえましたからね(いや笑うのが正解か)。
というのも、今回の映像は男性アイドルチックに仕立ててあるというか、アイドルのパロディなんですよね。
それも今のアイドルじゃなくて、1980年代ぐらいの全盛時代、いやもっと前かもしれないなぁ。
最初にパッと浮かんだのが「シブガキ隊・・・?」でしたからね。
そんでもって、いやいや、この雰囲気はもっと前かもしれない。フォーリーブスとか郷ひろみのデビュー当時とかそのぐらい前かも。なんて思ったりね。(さすがにその頃生まれてないけど。)
あもん・てるみ・かいとが再現してるのは、そんぐらいレトロなアイドル像です。
カメラに向かってウインクしてみせたり、キザな仕草をしてみたり・・・。
アイドルじゃないんです。あくまでも、アイドルのパロディ。
番組的にはココ、笑うとこですよ。っていう感じなんだろうけど・・・。
あもん君とてるみ君とかいと君がすっかり男前に成長してるあまりに、笑えねぇ!
顔がカッコよくなりすぎてるから、ついつい本気でやってるイタい奴みたいに見えちゃうじゃんね!!(いや褒めてます)
はるとも・けいとのちびっ子2人が加わると画面がマイルドになるっていうのは、彼らがやってもカッコよさは出ないからなんですよね。
あくまでも、ちっちゃい子たちの可愛らしいマネっこ踊りなんです。
2人がいることで、この画面はパロディなんですよ、というのがはっきりするので、狙いがわかりやすいんですよね。
あぁでも、すっかりお兄さんたち3人の毒気にあてられて、歌って踊って鼻濁音。(意味不明)
「ちーむ・をとめ座」に対する「ちーむ・ひこ星」結成
今回、ついに男子だけのチーム編成ができあがりました。
いつか来るんじゃないかと思ってたんですけど、そう来たかぁ!と。想像のナナメ上を行ってくれました。
そこまでの経緯にはもちろん彼女たちの活躍があります。『恋そめし』『あさき夢みし』とラブリーな世界観を振りまき、ヒットを飛ばした女子4人組「ちーむ・をとめ座」。
全世代の乙女をキュンキュンさせて、もはや本物のアイドルといっても過言ではない存在です。
それに対抗(?)するように発表された男子だけの『華麗に鼻濁音』ですけど、彼らにもまた名前がついているそうです。
それも「ちーむ・ひこ星」というそうで。
「ちーむ・をとめ座」の衣装では、まるで銀の冠をかぶってるみたいに、頭の上に鳥カゴがついてました。
そしてあえて鳥カゴの扉が開いているデザインで、まるでカゴの外の世界を知ってしまった私たち、とでも言いたげな。
そんな素敵な暗喩までもが込められたラブリーな衣装だったんですよね。
でも「ちーむ・ひこ星」がかぶってるのは鼻。
・・・鼻。
・・・鼻。
この落差は一体なんなんだって感じですけど、もしかしたらそこにも素敵な暗喩が込められているのかもしれないですね。
鼻濁音はこんなに大事なんだよ!普段は気がつかないだけで、実はみんな頭にかぶってるんだよ!みたいな(無理やりまとめた)。
情報源は、衣装担当ひびのこづえさん
この『華麗に鼻濁音』、作詞がうなりやベベンさんになっていたので、もしかしたら自分が知らないだけで古くからある歌なのかなーって思いました。
そしたらうなりやベベン(の師匠こと国本武春)さんが、亡くなる前に遺された詞なんだそうですね。
ベベンの歌ってだいたい作詞作曲をセットでしているので、きっとご本人は作曲もするつもりだったんじゃないかと思うんですけど、間に合わなかったのかなぁ。
作曲は祐天寺浩美さんが手掛けてらっしゃいます。
タイトルの「華麗に」という言葉そのままに、祐天寺さんが華麗なアイドルソングに仕上げて下さったみたいですけど、うなりやベベン作詞作曲だったらどんな感じになってたんでしょ。
ベベン曲って陽気だったり、ふいにおちゃらけたりするイメージなので、全然違う風になってたのかなぁ、なんてことをちょっと思いました。
あ、この「ベベンさん最後の」という情報の源は、「にほんごであそぼ」衣装担当をされている、ひびのこづえさんのブログです。
ひびのこづえさん、お仕事の一環として「にほんごであそぼ」関連のことも記録に残してらっしゃるんですけど、ブログのなかでちょいちょい番組の重大なネタバレをされてますよね。先々に登場する曲とか、衣装とか。
今回、男子どもが扮したアイドルの「チーム・ひこ星」というネーミングもひびのこづえさんのブログから引用させて頂いたものです。
9月のコンサートにこの『華麗に鼻濁音』を引っさげて、はるとも君・けいと君が初出演することも書いてありますね。
NHKの公式サイトよりもよっぽど内部事情が垣間みえるので、けっこう見逃せないです。
しかし、そんなありがたいブログなんですけど、そのうち重大な機密情報をさらっと漏らしてくれそうな気がしてならず。
「今日は卒業するナントカ君の最後の収録でした!」とかね。ひびのこづえブログが原因で全国のファン阿鼻叫喚!みたいな事態になるんじゃないかと。
大丈夫かなーとハラハラしますけど、その時は周りのスタッフ誰か止めてあげてください。
ひびのワールド。
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