いつものように「おかあさんといっしょ」を見ていたら、エンディングで画面の右上にちょこっと字幕が出てきました。
それによると「デジタルであそぼ!おかあさんといっしょ」が2015年11月3日(火)に放送されるそうです。
その日は祝日なのでスペシャル番組が放送されるのは別にびっくりしないんだけど。なんだそのタイトル。
・・・で、でじたる!?
デジタルであそぶってなんだそりゃ
というわけで今回、おなじみの老舗番組「おかあさんといっしょ」がデジタル技術を駆使して子どもたちが参加できる番組に大変身するそうです。
番組の概要は以下のとおり。
「デジタルであそぼ!おかあさんといっしょ」
【放送日時】
- 2015年11月3日(火・祝) 9:00~9:25
【出演】
- 横山だいすけ(歌のおにいさん)
- 三谷たくみ(歌のおねえさん)
- 小林よしひさ(体操のおにいさん)
- 上原りさ(パント!のおねえさん)
- リモくん(オリジナルキャラクター、声:鉄炮塚葉子)
デジタルって言われるとちょっと身構えちゃいますけどね。無味乾燥なゲームっぽい画面が流れるのかなーなんて。
でも、出演者の欄にいつものおにいさんおねえさんたちの名前が書かれているので、ちょっとホッとしたような気持ちになります。
そのほかに、リモくんというキャラクターが出てきて操作方法を案内してくれるみたいですね。
「おかあさんといっしょ」視聴者層の小さい子どもたちを想定してか、基本的にはリモコンの決定ボタンだけを使って遊べるようになっているそうです。
こういう、テレビの双方向通信を利用したちょっとしたゲームって、子ども向けの番組ではちょくちょく見かけるようになってきました。
例えば「ちびまる子ちゃん」で、落ちてくる果物を当てるゲーム。
「手裏剣戦隊ニンニンジャー」で、一番多くあがる花火の色を当てるゲーム。
これらはリモコンについてる青・赤・緑・黄の色ボタンを利用しています。選んで押すだけなので、とても簡単に参加できます。
Eテレでは、データ放送でゲームする番組といえば「Let's!天才てれびくん」ですね。
こちらはリモコンの色ボタンや決定ボタンのほか、上下左右ボタンや数字ボタンまで使わせるようなゲームも出てきます。
日替わりでいろんな種類のゲームが放送されて、かなり実験的にデータ放送の可能性を試している印象があります。
ハイブリッドキャストってなんだそりゃ
今回の「デジタルであそぼ!おかあさんといっしょ」はハイブリッドキャスト対応なんだそうです。
近頃は難しいカタカナ言葉ばっかり増えてわけわかりませんけど。
簡単に言うと、おうちにテレビありますよね?
その後ろからケーブルが出ててインターネットにつながってれば、ハイブリッドキャスト対応の番組を楽しめます。そういう理解でいいと思います。(ごめん適当)
え!?うち、つながってないよ??って方もご安心下さい。
「デジタルであそぼ!おかあさんといっしょ」はデータ放送で簡易版が楽しめるということなので、対応でも非対応でも同じようにゲームはできると思います。よっぽど昔のアナログなブラウン管テレビとかじゃなければ。
つーか決定ボタンしか使わないって言ってるので、簡易版でもそんなに違わないんじゃないかなーと想像。
小さい子向けなのでそんなハイクオリティなゲームは出てこないと思います。
ちなみにうちもネットつながってません(つなげてもいいけどケーブル刺すのにテレビ台動かしたりするの面倒くさい)。
楽しめる歌やゲームがもりだくさん
さて、NHK広報局が出している報道資料には、内容がもうちょっと詳しく書かれていました。これを読んだらだいたいのイメージがつかめる感じです。
シール・ハレハレ
リモコンを操作してテレビの中の画像にどんどんシールを貼っちゃおう。
歌に合わせてタイミングよく決定ボタンを押していくと、最後にはスペシャル特大シールが現れます。
とべ!紙ひこうき
美しい空撮映像をバックに、いろいろな種類の紙ひこうきを飛ばすことができます。
おふろそうじナンバーワン
画面上を埋め尽くした泡を、リモコン操作で消していくと、音楽クリップが見られるようになります。
チムチム・チェリー
煙突から出てくる、すすまみれの物体をブラシで掃除すると、中からなにが出てくるかな。
だれにだっておたんじょうび
自分の誕生月を指定すると、その月独自のアニメーションが。
また、音楽にあわせて合いの手「ハーイ」を入れることができます。
しゅりけんにんじゃ
歌にあわせて手裏剣を投げちゃおう。
たぶんうちの3歳坊主なんかは、何がなんだかわからなくてポカンとしてる間に終わっちゃうだろうなー。一緒にいて、ボタン押すんだよって教えてあげた方がいいかもですね。
兄の6歳坊主あたりは嬉々としてやりそうだけど。そうすると3歳坊主も同じようにやりたがって、挙句の果てにリモコンの取り合いになるかな・・・。
このハイブリッドキャスト放送というのは2013年秋からはじまった新しい技術なので、まだその可能性についてはいろいろと試行錯誤しているところなのでしょうね。
今回の「デジタルであそぼ!おかあさんといっしょ」の放送も、録画では楽しめないというのがかなりの難点だなぁと思います。
子どもなんて、気に入ったら何度もやりたいですよね。うまくいかなかったからもう一度やりたい!って思う子もいるかもしれないです。
でも、ハイブリッドキャスト放送の性質上、ゲームの作動は放送されている時間しか有効じゃないみたいなんです。それって子どもにとってはどうなんだ。
(後日追記)ハイブリッドキャストに対応しているテレビなら、しばらくはデータ放送の画面からゲームが楽しめるそうです。
ということで子どもたちに楽しんでもらうためという以上に、ハイブリッドキャスト放送ではこういうことができますよ!という世間に向けてのプレゼンの意味があったりするのかなーと思いました。
ハイブリッド。
関連記事
「おかあさんといっしょ」2015年5月のうた『シール☆ハレハレ!』 - Eテレ大好き!!
「おかあさんといっしょ」9月のうたは哀愁ただよう『おもちゃのブルース』 - Eテレ大好き!!
「おかあさんといっしょ」今度はなんとフランケンシュタイン。いよいよカオスな『ブンバ・ボーン!』 - Eテレ大好き!!