「おかあさんといっしょ」2015年10月のうたはアメリカ料理を作る『ガチャゴチャガンボ！』

「おかあさんといっしょ」2015年10月のうたは『ガチャゴチャガンボ！』です。

タイトルからしてなんだか賑やかで楽しそうな雰囲気ですね。

映像では横山だいすけお兄さんと三谷たくみお姉さんが歌いながら、アメリカンレストランのようなスタジオセットでお料理してます。スープにいろんなものを放り込んでぐつぐつ煮込んでいくんです。

大好きなソーセージも、大嫌いなピーマンも。悲しい涙も、喜びの口笛も。

『ガチャゴチャガンボ！』

詞・曲：加藤千晶

「ガンボ」が意味するものとは

『ガチャゴチャガンボ！』っておもしろい言葉ですよね。
ガチャガチャしていたり、ごちゃまぜだったり、マンボ踊ったりするイメージ。（いや最後のはちょっと違う）

ちょっと早口言葉チックでもあり、子どもには難しいかもしれないですね。
うちの3歳坊主なんて「がちゃがちゃごんご」って言ってます。言えてないです。でも楽しいので言いたいらしいです。

タイトルにつくこの「ガンボ」という言葉、もしかして何かちゃんと意味があるのかなーと思って調べてみたら･･･。ありました。

ガンボとはアメリカ南部の家庭料理で、ありあわせ食材のごった煮のこと。
ニューオリンズあたりではお祭りの屋台などで出されたりもする、名物料理なんだそうです。

元々はオクラのことを指してガンボと言ってたんですが、このごった煮にはオクラを入れてとろみをつけることから、料理そのものがガンボと呼ばれるようになったそうです。

なるほどー。アメリカの料理だったのかー。それで今回の曲のセットや衣装が、なんだかアメリカンテイストだなぁって感じたわけですね。

ちゃんと実在する料理をもとにした世界観が背景にあるんですね。

そういうのを知ってからあらためて歌詞を見てみると、何もでたらめに楽し気な言葉を並べただけじゃないんだー、っていうのが分かって感心します。

スイッチが入った小林よしひさお兄さんが素敵

映像では横山だいすけお兄さんと三谷たくみお姉さんが料理を作る役。
そしてその周りを踊る上原りさお姉さんは赤ピーマン、小林よしひさお兄さんはオクラとなっております。

（後日追記：最初、よしお兄さんのことを「青とうがらし」って書いてたんだけど、よく見たらオクラかぶってた。とうがらしは首から下げた飾り物。ごめん訂正。)

今回の映像演出については作家について何のテロップも出ていないので、おそらく「おかあさんといっしょ」をいつも手掛けているスタッフたちの手によるものだと思うんですけど･･･。

衣装から小物から、ちゃんとアメリカンテイストを散りばめつつも、「おかあさんといっしょ」風味に溶け込んでるデザインで、素敵だなぁと思って見てました。

･･･でもひとつだけツッこませてください。

メイクさん、小林よしひさお兄さんの厚化粧盛りすぎじゃないですか！？

今回はお兄さんお姉さんたちが全員濃いめのメイクで登場しているので、もしかしたらよしひさお兄さん自身が負けじとノリノリで塗りたくってもらった可能性もありますけどね。
これは、かつての衝撃の問題作「すずめがサンバ」を彷彿とさせるレベルの厚塗りですよ？？やばいですよ？小林よしひさお兄さん、突き抜けちゃいますよ？？

今回はオクラのかぶりものをしているので、顔の部分はちょこっと出てるだけで目立たないですけどね。

どうしたってメイクの厚塗りに比例して気分盛り上がっちゃいますよね。
ふだんは潜めているサービス精神がムクムクと顔をもたげてきますよね。

ってことで。

小林よしひさお兄さん、完全にスイッチ入っちゃってるじゃないですかー！！

なにその小芝居！なにその表情！！

なんかもうねー、目が離せなくなってしまってずっと凝視してしまいました。顔芸発表会ですか。

ちなみに横山だいすけお兄さんの方は顔芸はおとなしめでしたけど、小林よしひさお兄さんとふたりそろって「ビャックション！」ってやるところは一見の価値ありです。録画して永久保存版です。

このふたりのツーショットもおそらく見納めが近いでしょうし、こんなシーンあと何度見られるかなぁなんて思いました。

ということで、今月のうた『ガチャゴチャガンボ！』。

お兄さんお姉さん4人それぞれが細かいお芝居をしていますし、小物や衣装もごちゃごちゃと賑やかなので、毎回いろんなところに注目して楽しめそうです。