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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

2017年新春「大人のピタゴラスイッチ」はピーマンと鳩で解説する数学。これを見ればあなたも大人。

2017年のお正月も、1月2日に「大人のピタゴラスイッチ」の放送がありました!

それは夜も深まった22:30、子どもたちに邪魔されずにじっくり見られるオトナな時間・・・(笑)

 

この「大人のピタゴラスイッチ」は2013年にスタートしました。

これまでに見てきた放送の、サブタイトルを振り返ってみますとこの通り。

  • 2013年のお正月が『ちょいむず』と『かなりむず』の二本立て。
  • 2014年のお正月は『デジむず』。
  • 2015年のお正月が『数ピタ!たのしい数学』。
  • 2015年の夏にはちょっと趣向を変えて、『ピタゴラスイッチ大解説スペシャル』。
  • 2016年のお正月が『見えピタ!こうすれば見える』。

 

その回ごとにテーマがあって「デジタル化」とか「可視化」とか、ふだんは目に見えにくい概念を、すっきり明快なVTRで教えてくれます。

あぁっ、そうなのか!と目からウロコぼろぼろ落としながら見てます(見てもいまいち理解しきれてない時もあるけど)。

 

そして2017年のお正月、放送されたのは『ピーマンと鳩と数学』でした。

 

 

 

ピーマンと鳩で伝える数学理論

 

ピーマンと鳩と数学って一体なんなんだ?って感じですけどね。

まず出てきたのは、野菜を袋詰めするために使われる「組み合わせ計量装置」の映像でした。

へー、こういうのがあるんだー、って感心しながら見てたんだけど、そこから、実際の確率と人間の感覚ってけっこう違うんだね、みたいな展開に。

 

そして出てきたのが「誕生日のパラドックス」さらに「鳩の巣原理」と呼ばれる数学の理論でした。

これをバサバサ飛んでる鳩の映像だったり、グラウンドに並べたサッカー選手だったりを使ってユーモラスに説明するのが、さすがピタゴラスイッチだなーって感じです。

 

さらに「フレーミー」のアニメーションではフレーミーとカラスの勝負で「二値化」を描き、「現れる数理」コーナーでは絵の具を使って「ボロノイ図」を説明したりして、小難しい話なんだろうけど難しくなく、のほほんと見られました。

 

 

ビーすけを救え!ビーだま兄弟の大冒険

 

今回の最大の見どころは、何と言っても最後に出てきたピタゴラ装置の超大作!
「ビーすけを救え!ビーだま兄弟の大冒険」です。

 

これは2015年夏に放送された「大人のピタゴラスイッチ ピタゴラ装置大解説スペシャル」で登場した「ビーだまビーすけの大冒険」の続編にあたります。

前回は赤いビーだまのビーすけが、青と黄のビーだま兄弟を助けに行くというストーリーでした。

今回は逆に、赤いビーすけが捕らえられてしまって、青と黄のビーだま兄弟が助けに行くんです。

 

注目すべきは、メインで動いている玉がふたつあるってことですね。ふたつが同じ流れの上を進むわけじゃないんです。時々二手に別れたり、それぞれの動きが連動することで先へ進めたりするんです。

ピタゴラ装置の道のりが長くなってるだけじゃないです。難易度も相当パワーアップしてます!!

プロデューサーの方が100回以上撮りなおしたとか何とか言ってたそうですけど、それ聞いただけであまりに途方もなくて、やり遂げた皆さんの偉大さに涙出そうになります。

 

ちなみにビーだまたちの物語を歌い上げるのは前回同様、浜崎貴司さんとピタゴラ少年少女合唱団。

曲調は変わらないんだけど、曲が長くなった分アレンジされてて、付け足された部分もあります。そこがまた盛り上がるんだわ!!

これまでは、力をー合わせて↓困難を乗り越えろ↓みたいに、語るような抑えめなメロディでしたけどね。

今回はクライマックス、神様ーわれらー↑に力お与えください↓みたいに、気持ちと一緒に音も上げてくるんですよ。くーっ、たまらん。

 

握りこぶしに力を込めて、祈るような思いでビーだまたちの冒険を見守ってました。

 

 

子どもも楽しめる大人のピタゴラスイッチ

 

この「大人のピタゴラスイッチ」、お正月は深夜放送なんですけど、その後も子どもが見られるような時間帯に何度か再放送されます。

もちろん子どもが見てもおもしろいです。

 

うちの7歳坊主も5歳坊主も「大人のピタゴラスイッチ」大好きですねー。出演する片桐仁さんにもやたら親しみを持って見てるようです。

ほかの番組で姿を見かけたりすると、「あ!ピタゴラスイッチのかたぎりさんだ!!」って言って騒ぎます。

 

7歳坊主にもなると内容もおおむね理解していて、「これはこういうことだよ」と、親が理解するよりも的確な言葉で説明したりするんですよね。

小学生には学習教材としてもなかなか使えるな・・・なんて、数学がからっきしダメだった母は思ったりするのでした。

 

ま、5歳坊主の方はどこまで分かってるのかは不明ですけどね。とりあえず鳩小屋のくだりに食いついてました。そして母に説明してくれました。

「いっこだけ、ハトが2つ入るんだよ」と。うん、間違ってないよ。

 

そして「大人のピタゴラスイッチ」はオープニングのアレンジもいつもの「ピタゴラスイッチ」と違うんです。

大勢の大人の野太い声で勢いよく「ビダッゴラッズイッヂッ!!」と叫ぶところが坊主どもの大のお気に入りらしいんですけどね。

そこだけ録画を延々と再生して大笑いしている5歳坊主です。

「ビダッゴラッズイッヂッ!!」「・・・(巻き戻し)ビダッゴラッズイッヂッ!!」「・・・(巻き戻し)ビダッゴラッズイッヂッ!!」(以下略)

 

 

わが家のピタゴラゴール

 

余談ですが、ちょうど1年前に購入した、わが家のピタゴラ装置。

「ピタゴラゴール1号」という商品名で販売されているものです。その現物が、こちら。

 

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箱もきれいに捨てずに取っていて、さぞ大事に使っているかと思いきや・・・

 

坊主どもがさんざん使い倒して、この状態。

 

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旗がぽきっと折れているー!

 

もちろん丁寧に扱っていたら、そんなに簡単には折れないと思います。

おそらくピタゴラ装置を作って遊んでいた時に、失敗して装置もろとも崩れ落ちたとか、その辺に置いておいて誰かが踏んづけたとかいうオチだと思います。

めいっぱい活用されまくった結果なので仕方ないか。

 

ま、ぽきっと折れちゃってますけど、装置としてはまだまだ使えます。

ボールを入れるとちゃんと「ぴたっごらっすいっち♪」と音が鳴るのでね。旗が上がらないだけで。

それ聞くたびに、なんてけなげなの!と思います。

 

ビーだまビーすけのおかげで、すっかりピタゴラ装置に感情移入する癖がついてしまいました(笑)

 

 

 大人だから買えまーす♪

 

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