「おかあさんといっしょ」2016年10月のうたは『まあるいせかい』です。
幼い子どもに語り掛けるというよりは、ファンタジックな世界観に寄り添うようにしっとりと歌い上げてます。
ふと、合唱曲にして歌っても美しいんじゃないかなぁなんて思いました。
だいすけお兄さんやあつこお姉さんの姿が出てこないアニメーション映像は、イラストのタッチといい出てくる物たちといい、なんとも不可思議。
どこか違う世界に迷い込んでしまったかのような、幻想的な世界観を演出しています。
『まあるいせかい』
作詞:木庭撫子
作曲:柴草玲
アニメーション:松本弘
歌詞:
http://www.nhk.or.jp/kids/pv/song/oka_so1610_maarui.html
不思議な言葉を紡ぐ『まあるいせかい』
この『まあるいせかい』がもつ力の源になっているのは、やっぱり歌詞じゃないかと思います。言葉の選び方がなんとも独特なんですよ。
作詞された方のお名前は木庭撫子さんというそうです。
その名前は初めて拝見しまして、きにわ、って変わった苗字だなーと思って調べてみたら「こば なでしこ」さんと読むみたいですね。こば。
もともとは浅野有生子(あさのゆいこ)さんというお名前で、ドラマの脚本やテレビ番組の放送作家さんをされてきた方だそうです。
で、この木庭撫子さんのお名前で検索するとご本人の日記ブログが出てくるんですけどね。
なにげない日々ののできごとさえも、詩のような文章で綴られてます。作詞家というよりも詩人っていうイメージです。
ひとつひとつの言葉の選び取り方がナチュラルかつ繊細だなーって思いました。
今回「おかあさんといっしょ」に提供された『まあるいせかい』の詞も、この延長線上にある世界観なんだと思ったら、はげしく納得です。
先月、2016年9月のうた『すっぱ すっぱ すっぴょ!』のおくはらゆめさんもそうでしたけど、独自の感性突っ走り系というか、クリエイターの個性がどうしてもにじみ出ちゃう!みたいな曲ですよね。
子ども番組向けに作ってるはずなんだけど、隠そうとしてもどうしても隠しきれない独自の味わいが出てきちゃう、という。
子どもが食いついて歌って踊るような曲じゃないんだけど、その奥深さを楽しめるのは一緒に見ている大人の特権かなーと思います(笑)
今年もフランケンシュタインが出現
さて、10月といえばハロウィンです。(ってこれ前の記事にも書いたな)
今年もそろそろ来るかなーと思ってましたブンバボン。
そしてそれは2016年10月11日(火)のことでした。
「ミーアキャットが・・・」の後、小林よしひさお兄さんがめっちゃタメましたよ。
いつもならありえないぐらいの空白時間があったので、放送事故か!?と画面を凝視しましたよ。
いや実際には1秒空いたかどうか、という程度だと思いますけど。
ミーアキャットが・・・
フランケンシュタイン!!
うちの4歳坊主はその瞬間、ダイニングテーブルでお絵描きかなんかしてたんですけど、異変を感じて「はッ!」とテレビの方を振り向きました(笑)
今まで、フラフープになろうがフラダンスになろうが、まっったく意に介さなかった4歳坊主なんですけどね。(騒いでたのは母と7歳坊主だけ)
ま、成長したってことかね。
やっと気づいたか4歳坊主!!と心のなかで半笑いしながらツッコんでおきました。
ちなみに『ブンバ・ボーン!』のフランケンシュタインバージョンは、去年の10月に初登場しました。そしてその1回きりであっさり消えてしまったかのようでした。
「おかあさんといっしょ」今度はなんとフランケンシュタイン。いよいよカオスな『ブンバ・ボーン!』 - Eテレ大好き!!
しかしまた忘れた頃にやってきた。それが今年の10月だったんです。
やっぱりこれ、ハロウィンに絡めてきてますよね!?
作曲はこの方。
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