2016年5月にNHKホールで行われた「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサート『しりとりじまでだいぼうけん』が放映されました。
よしお兄さんがヘマをしてしまって、あつこお姉さん大ピンチ。慌てて非常ボタンを使う、よしお兄さんとりさお姉さん。
そこへ登場したのは・・・なんと、卒業したはずのたくみお姉さん!!
舞台がいきなり暗転して、ドラマチックな音楽とともに舞台下からせり上がってくる後ろ姿。
いやわかってるんです、わかってて見てるんですけどね。ゲストにたくみお姉さんが出てくるってことは。
それでも奇跡が起きたか、女神降臨か!っていうぐらいの派手な演出で、鳥肌ぞわわわーってなりました。
しりとりがメインの楽しいストーリー
今回のファミリーコンサートはしりとりを中心にすすみます。
2016年度に入ってから新しく始まった月曜のコーナー「しりとりれっしゃ」を壮大にしたみたいなストーリー(どんなストーリー)。
例えば「た」と「き」の間をしりとりでつなぎたいんだけど、そこ入るのはナニかな?みたいに。
見ている子どもたちもつい考えて引き込まれちゃうみたいな。
問題を乗り越えるために一緒に踊るような場面もあったりして、大いに客席を巻き込んで展開します。
うちでも4歳坊主がしりとりのルールを分かるようになってきたので、このお遊びをけっこう楽しませてもらいました。
7歳坊主が「わかった!『たいやき』じゃない?」と言えば、「うーん?お母さんは『たぬき』だと思うよ」。
そして画面上に『たこやき』が出現すると、4歳坊主が「これ!これ!当たりだよ!!」と。
こんな風にしりとりがひとつ完成すると、その答え『たこやき』にちなんでステージ上では『たこやきなんぼマンボ』を踊り歌う・・・という具合でした。
合い間合い間に、よしお兄さんやりさお姉さんも容赦なく顔芸を入れてくるし、だいすけお兄さんの小芝居もふんだんにあるし、全体的にコミカルなおもしろストーリーでした。
うちの4歳坊主が特に大ウケしてたのは、あつこお姉さんが必死で太陽をあおぐところですねぇ。
太陽が沈むと家に帰れなくなってしまう。太陽を少しでも上にとどめるために、その辺の葉っぱをウチワのようにして下から太陽をあおいでます。
そうこうしてるうちにも太陽は沈み、あたりが一気に暗くなっていき・・・。ほかのメンバーも慌てて太陽を下からあおぎます。
そしたらひゅーん!と音がしてなぜか太陽、元に戻るんですね。
このひゅーん!っていうのが相当面白かったらしいです。ゲヒャヒャヒャ!みたいな声で大笑いしてました。
ゲストとして登場、三谷たくみお姉さん
たくみお姉さんの登場はストーリーの終盤です。
みんなのピンチに颯爽と駆けつけるたくみお姉さん!衣装までカッコいいぜ!!
たくみお姉さんが歌いだしたのは、さだまさし作詞・作曲「魔法のピンク」。
この曲って、THE・三谷たくみって感じですね。(どんな感じ。)
特徴的な歌声がすごくよく表現されるナイスな選曲です。
そうそう、この声!この声!たくみお姉さんだぁあ!!って思いながら聞きました。
再会した時のだいすけお兄さんのリアクションも笑う。
実はたくみお姉さんがあつこお姉さんのピンチを救うにあたっては、だいすけお兄さんがステージ上にいないという状況になるんです。
問題が解決したと聞いて、戻ってきただいすけお兄さんがひとりひとりと握手を交わしながら御礼を言います。
「ありがとう、あつこお姉さん。よしお兄さん。りさお姉さん。たくみお姉さん。・・・って、うぇええぇ!?」
ここ、客席の笑い声すごかったですね。というか大人が笑ってましたね。
子どもはむしろポカンってなってたかもしれないですね。
みんなで「あおうよ!」を歌ってくれたのも嬉しかったなぁ。
この曲、「おかあさんといっしょ」2016年4月のうたなんです。つまり、たくみお姉さんが番組のなかで歌うことがなかった曲です。
ふと去年の紅白歌合戦、AKB48でサプライズゲストの前田敦子さんが楽しそうに「恋するフォーチュンクッキー」を歌ってたのを思い出しました。
えーと状況が似てるなと思ってですね。共感してくれる人いますかね。
たくみお姉さんは後列の真ん中で歌い踊ります。あつこお姉さんとだいすけお兄さんのちょうど間から姿が見えてるような位置になりますね。
ちょっと一歩引いたようでありつつ、肩の力の抜けたような雰囲気もあって、これがゲストとして参加しているってことなんだなぁ、と思いました。
これまではうたのお姉さんとして主役を張っていたわけなんですよね。
いわば、座長としてステージを引っ張っていく役割も背負っていたわけです。
今回はあくまでもゲストとしての参加ですから、ステージに華をそえる役目とでもいうのかな。
華々しく、しかし軽やかに咲くたくみお姉さんを見られて良かったです。
あつこお姉さんのテンパリキャラ炸裂
新任の小野あつこお姉さんは初めてのファミリーコンサートのステージでした。
今回はストーリー上でもあたふたする新人キャラみたいな設定でした。
ピンチに陥ったあげくに頭ショートして固まるとか。助けに来たたくみお姉さんに泣きついてヨシヨシされるとか。
しかし演出上でもこんな扱い・・・ということはふだんの仕事上も周囲のスタッフからこんな風に扱われてるのかもしれません。
新人の小野、ったくしょーがねーな!皆でフォローしてやるかぁ!みたいな。
まぁ、学生から就職したと思ったらいきなり国民的子ども番組の歌のおねえさんですからね。
NHKに入社したての新人アナウンサーが、地方勤務すっとばして、いきなり夜7時のニュースのメインキャスターやれって言われたようなものかもしれないです。
ラストの疲れもピークであろう「ぼよよん行進曲」あたりでは、皆が揃って踊るなか、ひとりだけ必死で何かと戦っているプロレスラーみたいな振りになってましたしね。
何と戦ってるんですか、あつこお姉さん。
そんな風に必死すぎて鬼気迫るものを感じることすらありますけどね。
一生懸命なあつこお姉さん、大好きです。
CDとDVDの発売は8月。
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