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「おかあさんといっしょ」2016年1月のうたは作詞・作曲つだみさこ『つるのワルツ』

「おかあさんといっしょ」2016年新春のうたは『つるのワルツ』です。 

二羽のつるがくるくると踊るアニメーションが印象に残ります。歌声もしっとりとしていて、優雅で清楚で落ち着いた映像なんですけどね。

季節が季節だけに、こいつぁ正月から縁起がいいや!みたいな雰囲気もあります。 

2016年のレギュラー放送初日、1月4日の「おかあさんといっしょ」では『つるのワルツ』の後の動物映像にまで「つる」が流れたんです。当然それは偶然なんかじゃなくて、今月のうたに合わせて仕込んできたんですよね?

ということで、つる大盤振る舞いで始まった、2016年新春でした。

 

『つるのワルツ』

作詞 つだみさこ
作曲 つだみさこ
編曲 栗原正己
アニメーション 大桃洋祐

 

歌詞

http://www.nhk.or.jp/kids/pv/song/oka_so1601_turu.html

 

 

 

『きみ』のつだみさこ、ふたたび降臨

 

『つるのワルツ』の作詞・作曲は「おかあさんといっしょ」にふたたびの登場となる、つだみさこさん。 

つだみさこさんという名前を聞くと、即座に出てくるのが2014年11月のうた『きみ』でしょう。妹が生まれたお兄ちゃんの気持ちを描いて、全国のきょうだいっ子を持つ母親がみな涙ウルウルしたというあの歌ですよ。

けっこう反響が大きかったらしく、合唱曲として広まりだしたという話も聞いてます。

 

『きみ』ではそんな風にホロリとさせるオチが待っているんですけど、曲全体はどこかしらとぼけた味で包み込まれてました。そのいい感じの力の抜け具合が、つだみさこさんの歌詞の持ち味と言えるんじゃないかと思います。

今回の歌『つるのワルツ』でいうと、ラストのこの部分が特徴的ですね。 

 

つるのわるつるのわるつるのワルツ

 

つるのわる?つるのわるつる?つるのわるつるのわるつる?

字面だけ見てるとわけわかんないですね。一瞬、このどこかにつるの剛士でも隠れているのかと思いましたよ。(そんなわけない)

 

歌詞の最後になって容赦なくそういう遊び心を突っ込んでくるのはさすが、つだみさこワールド。

そもそも『つるのワルツ』っていうタイトルからして、すでに言葉遊びかダジャレ入ってるっぽいですもんね。そういう脱力ぎみなところが上手くバランスを取ってると思います。

 

 

映像は大桃洋祐さんによるアニメーション

 

映像は大桃洋祐さんによるアニメーションでした。調べてみたら2014年11月の『きみ』も大桃洋祐さんが手掛けてました。つだみさこ作品としてふたたびの登場ですね。

ワルツを舞うツルが清楚に、とても美しく展開していきます。アニメーションの動きは歌詞に沿っていて、とてもシンプル。曲をじっくりと味わえるような素敵な時間を演出していきます。好きだなぁ、こういう絵。

 

でも、えーと、今月、アニメーションのみなんですね。やっぱり?

2015年度前半は、4・5・6月と連続で、実写のお兄さんお姉さんたちが登場する歌でした。

それが後半に入ってから、お兄さんお姉さんたちの姿が出ない曲の割合が、急にぐぐっと増えてきたんです。気にしすぎといえば、それまでなんだけど。 

  • 2015年7月 なんでもあらいぐま
  • 2015年9月 おもちゃのブルース
  • 2015年11月 メダルあげます
  • 2016年1月 つるのワルツ

 

おそらく2016年2月のうたは、今年度のラストソングになりますから、お兄さんお姉さんたちが総出演!なんならポコポッテイトのキャラクター達も総出演!!みたいな感じで締めるんじゃないかと思いますけどね。

 

あんまりしんみりした曲だと泣いちゃうからさ。賑やかに2015年度のラストを飾ってくれることを期待してます。

 

 

つるのうた。

 

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