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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

「おかあさんといっしょ」ミニミュージカル『ようかいとあそぼうかい?』

2015年3月27日(金)の「おかあさんといっしょ」は、ミニミュージカルの放送でした。

このミニミュージカルというのはファミリーコンサート公演のなかで毎回披露されている、20分程度の劇なんだそうで。

 

劇なのでまぁ、お兄さんお姉さんたち全員が、何かの役に扮しています。そこがミソ。

 

 

 

いつもの「おかあさんといっしょ」でも勿論、お兄さんお姉さんがキャラクターに扮していることってありますよね。たとえば「かぞえてんぐ」だったり、「すりかえかめん」だったり。

でも扮している方以外のお兄さんお姉さんは素のままです。子どもたちと同じ目線で、そのキャラクターを見ている存在です。

 

それがミニミュージカルは全員キャラクターになっちゃってますから。

なんだかお兄さんお姉さんたちのネジが1本外れたような、振り切っちゃってる演技が見られたりして面白いんですよ~。去年なんかは全員が競うようにボケ倒しまくって、結局まともなキャラがひとりもいないというカオスな舞台が繰り広げられてました。

 

 

さて、今年度は『ようかいとあそぼうかい?』というタイトルで、歴代の「おかあさんといっしょ」の歌から、ようかい関連のオリジナル曲をベースに制作されました。

 

  • 2013年11月のうた『ようかいしりとり』
    作詞:おくはらゆめ/作曲:種ともこ
  • 2014年4月のうた『じゃくじゃくあまのじゃく』
    作詞:ふじきみつ彦 作曲:くもゆき
  • 1999年11月のうた『かっぱなにさま?かっぱさま!』
    作詞:もりちよこ 作曲:坂出雅海

 

キャラクターもこの3曲から設定して、横山だいすけお兄さんが『ようかいしりとり』のようかい博士、三谷たくみお姉さんがようかい助手、小林よしひさお兄さんが『じゃくじゃくあまのじゃく』に出てくるあまのじゃく、上原りさお姉さんが『かっぱなにさま?かっぱさま!』の河童の役。という具合でした。

 

 

↑『ようかいしりとり』『じゃくじゃくあまのじゃく』はこちらに収録。

 

 

今回のイっちゃってるキャラナンバーワン(そんな称号いらない)はたくみお姉さん演じる博士の助手。

メインでストーリーを進行する役なんですけど、ようかいオタクという設定なんですよー。語尾に「ぐへへぇ」という変態チックな笑いが付加されるという。

その小芝居、たくみお姉さんがまた巧すぎるんだ。引き込まれてるうちに鳥肌立つぐらい本物の変態に見えてきて、どうしようかと思いました。(きっと目の錯覚なんだそうに違いない)

 

他の3人は今回、そこまでのおかしなキャラづけはなかったんだけど、面白いだけじゃなくておちゃめだったり可愛かったりという別の魅力が垣間見えました。

りさお姉さんの「かっぱ」はいたずらっ子で周囲を引っかきまわすという役どころ。でもそれがバレて「てへへぇ」って感じで笑ったりするのがチャーミングなんです。

よしひさお兄さんの「あまのじゃく」は、思ってることと反対のことを言ってしまうんですね。本当は遊びたいのに「あそばない!」としか言えなくて、結局お友達が離れていっちゃう。それが実は悲しいあまのじゃく。しゅーんとしょげちゃう感じが可愛らしい。

大のおとなのよしひさお兄さんが、本当に小さい子どもみたいに見えちゃって、思わずヨシヨシってしたくなりました。

 

で、今回だいすけお兄さんは・・・。

だいすけお兄さんは・・・。あれ?

 

・・・ふつう。

 

面白かったのはその頭にかぶっている、ようかい博士のつるっぱげカツラだけ?

 

ということでコメディアンだいすけの見せ場はあんまりなくて、本人がいちばん口惜しかったんじゃないかと勝手に思ってしまったんですけどね。

登場シーンも短くて、だいすけお兄さんお得意の、細かい小芝居をはさむ余地があんまりなかった感じでしたねー。次回に期待です。

 

 

歌い継がれる名曲。

 

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