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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

「ニャンちゅうワールド放送局」ひとみお姉さん、地上に降臨スペシャル

2014年11月23日の「ニャンちゅうワールド放送局」を見ていたら、おねんどお姉さんが視聴者の子どもの家に行き、一緒に粘土細工をして楽しむという、おねんどコーナーのスペシャル回でした。

 

 

 

「世界ねんど遺産」コーナーに出演するおねんどお姉さんとは

おねんどお姉さんというのは、ミニチュアの粘土細工を作るコーナー「世界ねんど遺産」に出演している岡田ひとみさんです。
ねんどアイドル「ねんドル」を名乗り、この番組以外にもイベントなどで、粘土細工アーティストとして活躍されているようですね。

しかしこの「ニャンちゅうワールド放送局」の最近のレギュラー出演者といえば、ゴールデンボンバーの樽美酒が扮するニャルビッシュだったり、子どもたちにマジックを教える変な髪型のさんしろう隊員だったり、キャラづけの濃い連中ばかりなんです。
おねんどお姉さんといえども、ただの綺麗なお姉さんで済むはずがありません。

というわけで、おねんどお姉さん、ふだんは雲の上にいて地球を見下ろしているという設定です。
たかだか粘土細工作るコーナーに、何この大仰な設定。

そして、ねんどを捏ねながら「こねこね~、こねこね~」、絵の具を混ぜながら「まぜまぜ~、まぜまぜ~」、と呪文のように唱えるのが通例になっています。
その時の映像といったら、声にエコーがかかったり画面にボカシがかかったり、怪しげなエフェクト効果のおかげで、まるでいけないイメージビデオを見ているかのようです。

セリフの語尾に「ウフフ♪」って言葉もよく入りますね。
笑い声とかじゃなくて、はっきりとセリフとして「ウフフ♪」って発音してます。

そんな浮世離れした雰囲気をもつお姉さんなんです。

 

おねんどお姉さん、浅草に降臨

そんなお姉さんがですね、今回、子どもたちとおねんどするために、スタジオを飛び出したわけですよ。いつも住んでいる雲の上から一般ピープルが住む地上に舞い降りてきました。おねんどお姉さん、地上に降臨の巻。

さて、まず降臨したのはなぜか浅草でした。

浅草の街並みを眺めながら歩くお姉さん。工芸品のうちわを扱うお店を見ておねんど魂がうずいたらしく、店内を借りて、ミニチュア粘土細工のうちわを作り始めます。そしてその様子を見ていたお店のご主人に、粘土細工のうちわをプレゼント。

渡されたご主人、手のひらに乗せて「上手ですね」とか「細かいですね」とか言えばいいものを、リアクションに困ったのかとりあえず、その指先ほどのサイズのちっちゃいうちわで顔を仰いでみせました。それ無理だから。

しかしこれ、せっかくきれいにうちわの骨組みから作ったのに、その上下をさらにねんどで挟み込んじゃったんで、結局見えなくなっちゃいましたね。
別に骨組み作らなくても持ち手のところだけ作れば良かったんじゃ・・・と余計なツッコミをしました。

 

サラリーマンを巻き込むおねんどお姉さん

つい寄り道をしてしまったお姉さん、今度は目的地へ向かうべく、公園に移動してその辺のスーツ着たサラリーマンに道を聞きます。
で、そのまま視聴者の子どもの家へ向かうかと思いきや・・・

そのサラリーマンを巻き込み、公園に机を広げてふたりでおねんどを開始するという衝撃の展開。
なぜ誘うお姉さん。なぜOKするサラリーマン。っていうか仕事中じゃないんですかアナタ。

ま、もちろんそんなに都合よく参加してくれるサラリーマンはいないと思うので、いくら何でも仕込みだろうなぁ、と思って見てたんですけど。
でもたぶんこの人、おねんどお姉さんを見たのは初めてだったのでしょうね。誘われたときの困惑顔はとてもリアルでした。

そして公園には幼稚園の制服を着た子どもなんかが映っていたので、たぶんちょうどお帰りぐらいの時間だったんでしょうね。
おねんどをしているうちに公園中の子どもたちがわらわら集まってきて、しまいには大勢が一緒におねんどをしはじめるというカオスな状態でした。


番組の後半は無事に視聴者の子どもの家にたどりつき、みんなで焼き芋の粘土細工を作って終了。っていうか、前半の寄り道長いよ。
というわけで今回、ふだんはスタジオで収録している「世界ねんど遺産」のコーナーが初めての浅草ロケに出かけたというスペシャルでした。

地上に降臨したおねんどお姉さんがその浮世離れした振る舞いで周囲の地上人たちを困惑の渦に巻き込む、素敵な珍道中が見ものでした。

 

岡田ひとみ、ねんドルです。