少し前に、「みんなのうた」で流れていた『お月様と影ぼうし』。
今日のお昼ごろ、家族で乗っていた車のなかでNHKラジオ第1を聞いていたら、この歌がリクエスト曲として流れてきました。
5歳坊主がすぐに、「あ、これ、みんなのうたでやってた!」と気づきました。
実はテレ子、この『お月様と影ぼうし』の歌のことを、最近の「みんなのうた」では珍しい曲だな~なんて思っていたのです。
歩くとお月様がついてくる。歩くと影がついてくる。って、内容はそれだけの歌です。
子どもを引き付けるような面白みのある歌でもないし、大人が思わず感じ入るようなストーリー性のある歌でもない。
何が主題なのか、ぼんやりした歌だなぁ・・・っていう印象がありました。
なので、この時ラジオでこの歌の紹介を聞いてびっくりしたのです。
「この『お月様と影ぼうし』は、作家の三浦綾子さんが小学生の時に書かれた詩で、それに曲をつけたものを倍賞千恵子さんが歌っています」
・・・え。
歌ってるのが倍賞千恵子だったというのも初めて知ったんですが(すいません)
みみみ、三浦綾子ーっ!?
そんなビッグネームの歌だったとはつゆ知らず。
三浦綾子っつったらアレですよ。氷点ですよ。なんかすでに伝説になってるほどの、歴史に名を残す作家ですよ。
ぼんやりした歌だとか主題がわかんないとかさんざんなこと言ってしまいましたけど、その名前出された時点でテレ子の負けです。(何の勝負)
というわけで、この『お月様と影ぼうし』については、歌の作られた経緯、言うなれば歌の存在そのものがストーリーだったんですね。
ま、内容に関しては、小学校4年生の時に書いた詩ですからね・・・。
この程度の言葉の構成ができる小学生は山ほどいるだろうな、とは思いますが。
そこら辺の子どもたちが誰でも感じるような微笑ましい情景が、三浦綾子の名前を借りて曲になったといったところでしょうか。
全国の子どもを代表して。