最近、うちの5歳坊主は文字に興味があるようです。
読める字や書ける字が増えてきたので楽しいお年頃のようです。もっとも大人がその字を見たら「5」が「Z」っぽかったりとか、ムチャクチャなんですけどね。
それで、テレビのリモコンをもてあそんでるうちに「字幕」ボタンの存在に気づいた5歳坊主。
テレビに字が出てくる!なんだこりゃ!おもしろい!・・・と思ったのかどうだか、いつの間にか字幕つきでテレビを見るのがマイブームになっております。
その字幕つきのテレビをちょっと一緒に眺めて見ていると、「おかあさんといっしょ」「いないいないばぁ!」といった小さい子向け番組は字幕がほぼ全てひらがなかカタカナ表示。それ以外の子ども番組も、だいたい漢字は少なくふりがなが振ってあったりします。
ちゃんと、視聴者である子どもを意識した表示になっているんですね。今まで知らなかった機能ですけど、感心しました。
ま、字幕が出ているからって特に不便はないのでテレ子はそのまま自由にさせています。(ダンナは字幕がうっとおしいらしく「頼むから消してくれ!」っていうので、ダンナいる時は消しますが。)
例えばキッチンからお皿洗いながら見てて、水音でテレビの声がよく聞き取れなかった時も、字幕がついてたらはっきりセリフが分かってけっこう便利ですよ奥さん。
なんとなくウロ覚えだった歌を見て、実はこんな歌詞だったのかー!と思わぬ発見もあったりしてます。
そしてある日。アニメ「はなかっぱ」を見ていて、あることに気がついた!
「はなかっぱ」にはアゲルちゃんという女の子が出てきます。主人公のはなかっぱに好意を寄せる、小悪魔的女子のアゲルちゃん。はなかっぱを呼ぶときは、ちょっと鼻にかかったような媚びた感じで「はなかっぱぁ~ん」と呼びます。
そしてこの時、字幕がまさに・・・
「はなかっぱん」。
はなかっぱを見つけて
「いたいた、はなかっぱん」
しおらしくすり寄って
「はなかっぱん、それでね・・・」
お決まりの最後のセリフ
「ごめんね~、はなかっぱん!」
何度呼んでもそのたびに字幕は「はなかっぱん」。
なんとアゲルちゃん、ちゃんと正式なセリフとして「はなかっぱ」のことを「はなかっぱん」と呼んでいたのでした!
いやぁビックリした。演技のニュアンスとしてそう聞こえるんだと思ってました。本当にそう言ってたのね。字幕機能がなかったら決して知り得なかった事実でした。
「はなかっぱん」って。
字で見るとなんか可笑しいですね。