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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

「にほんごであそぼ」2017年6月の新曲はちーむ・ひこ星が東海道を旅する『五十三次ロケンロー』

「にほんごであそぼ」では2017年6月から『五十三次ロケンロー』の新曲PVが流れはじめました。にほんご小中学生の男の子チーム5人組がロックな雰囲気でイェイェイイェーイ♪と東海道を歌います。

 

『五十三次ロケンロー』

作詞:三浦徳子
作曲:うなりやベベン
編曲:周防義和
演奏:トランペット エリック宮城/ドラム 佐治宣英/トロンボーン 村田陽一

歌詞:

https://www.nhk.or.jp/kids/nihongo/song/index_76_gojurock.html

 

歌のなかには五十三次の宿場町が順番に出てきます。日本橋を起点に品川、川崎、神奈川、保土ヶ谷・・・。そしてラストは京都の三条大橋。

 

うちの8歳坊主がけっこう地図好きなもんで、歌の映像にいろんな地名が出てくるのに興味深々です。流れてくると食いついて見てます。

曲が全部流れる時はちゃんと終点まで行くんだけど、短いバージョンだと箱根ぐらいまでで旅が終了しちゃって。肩すかし食らって「えっ、もう終わりー!?」って文句を言ってたりします(笑)

 

 

 

 

テクテクテクテク Yeah,Yeah,Yeah!

 

『五十三次ロケンロー』は2017年5月28日(日)に長崎県で開催されたコンサート「にほんごであそぼ 元気コンサート in 長崎 島原」で初披露された曲です。

このコンサートの模様は2017年7月9日(日)夕方に45分間にわたって放送されるとのこと。

 

にほんごであそぼ 元気コンサート in 長崎 島原
2017年7月9日(日)16:15~17:00

島原文化会館 大ホールでのコンサートを収録放送。長崎のわらべうた「でんでらりゅうば」や美輪明宏さんの「長崎育ち」、ちーむ・をとめ座「あさき夢みし〜長崎バージョン〜」など、長崎にゆかりの楽曲や、長崎ならではのスペシャルバージョンをお届けします。
出演:みわサン、おおたか静流、松元ヒロ、ラッキィ池田、白A、ベベンくん、うなりやミッチェル、ちーむ☆ひこ星、ちーむ・をとめ座、こどもたち

 

その後レギュラー放送でも流れるのかなーと思って調べてみたんだけど、7月はリクエスト特集や長崎ロケ週の放送が決まっているようなので、コンサート週は8月入ってからになると思われます。

(追記)コンサートは7月31日~8月4日の週と、8月14日~18日の週に放送予定だそうです。

 

長崎のコンサートでなぜ東海道の歌・・・という謎はさておき(笑)、コンサートバージョンの『五十三次ロケンロー』も面白そうなので楽しみにしてます。

もしかしたら歌詞が長崎あたりの旧街道の地名になってるとか。そんなことはないか(子どもたちが覚えるの大変そうだし)。

 

ちなみにテレビバージョンの映像は5月8日に収録したそうです。番組デザインのひびのこづえさんのブログによると、どうやら子どもたちが移動する周りをセット入れ替えながらカメラ長回ししたらしいです。

確かに、映像見ててもけっこう長い時間ワンカットなんですよね。

現場は大変だったそうで、ひびのさん曰く「てんやわんやで何を撮っているのか途中から訳解らなく」なったとのことです。大変お疲れさまです。

53次ロケンロー! : ひびののひび

 

 

8歳坊主と東海道

 

うちの8歳坊主がどのぐらい地図好きかというとですね、例えば新聞折り込みの広告チラシ。ああいうのにお店の地図が載ってたりすると食い入るように見つめているという(笑)

電車も好きなんで、リビングに貼ってある首都圏近郊の路線図を飽きずに眺めてます。その情熱をぜひほかのところでも発揮していただきたいと親としては思うわけですが。

そんな感じで地名や駅名には無駄に詳しいです。いるよねそういう男子。

 

特に『五十三次ロケンロー』は東京を起点に神奈川、静岡、愛知・・・と通っていくので。住んでる土地柄、知ってる場所がいっぱい出てくるので喜んでます。歌を聞きながら「ここまで神奈川県」とか「ここから静岡県」とか、誰に言うともなくつぶやいてました。

うち箱根に行ったのがわりと最近なんですけど、帰りは小田原でういろうを買ったなぁとか思い出したりして。そういう経験もあって今回の歌はわりと生きた教材(?)になってます。

 

 

余談ですけど東海道ってことで思い出したのが「ブラタモリ」。

ここ最近、箱根や名古屋を取り上げたなかで立て続けに江戸時代の東海道が出てきました。箱根関所は街道沿いの監視に支えられてたとか、東海道は熱田から桑名まで海路だったとか。

そんでもって『五十三次ロケンロー』では「熱田」が「宮」って言い換えられるので、どうしてかなって調べたんですけど、そこは熱田神宮の門前町だったこともあって「宮の宿」とも呼ばれてたんだとか。ふむふむ。

 

ちーむ・ひこ星の男の子たちが軽快にイェイェイイェーイ♪って歌うのを聞きながら、ふとその時代背景に思いを寄せたりして、大人まで勉強になってる『五十三次ロケンロー』です。

 

テクテク♪カゴカゴ♪

 

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「おかあさんといっしょ」2017年6月のうたは可愛い梅雨ソング『あめのひドキドキ』

「おかあさんといっしょ」2017年6月のうたは梅雨入りしたこの時期にぴったりの『あめのひドキドキ』です。

雨の日のちょっとした変化をドキドキワクワク楽しむ子どもたちを歌ってます。井上雪子さんのイラストアニメーションが可愛らしいのなんの。

 

『あめのひドキドキ』

作詞:浦野紘彰
作曲:牧野奏海
アニメーション:井上雪子

歌詞:https://www.nhk.or.jp/kids/pv/song/oka_so1706_ame.html

 

 

 

あめの日を楽しむ歌

 

今月のうたはタイトルからして、梅雨です!雨です!6月なんです!って感じです。季節感あります。

で、6月になって「おかあさんといっしょ」でこの歌『あめのひドキドキ』が流れはじめて、その瞬間まず思ったのが「うわ、今月のうた『えいごであそぼ』とかぶった!」でした(笑)

 

というのも、今月の「えいごであそぼ with Ohton」のマンスリーソングも梅雨時期を楽しもうっていう歌なんですよ。雨粒を楽しもう、水たまりで踊ろう、と。しかも『あめのひドキドキ』と同じくイラストアニメーションの映像が流れます。雰囲気も可愛い『Drip Drop』です。

 

いや、かぶったからどうってわけじゃなく、むしろ季節ネタがたくさん出てくるのは情操教育的にも大歓迎です。

そもそも梅雨時期だからってどの番組も雨を歌うとは限らないし、雨を題材にして曲を作ろうと思ったところで、作り手によっていろんな視点で全く違う歌が出来上がってくるはずで。

これまでの「おかあさんといっしょ」の梅雨の名曲のなかでは、カエルが主役の『あめふりりんちゃん』とか、長靴をキャラクターに仕立てた『ながぐっちゃん』なんてのもありました。

 

それがなんとまぁ、今回の2曲はそろって子ども目線で、雨の季節を楽しもうってテーマ。ここまで重なるのはむしろ貴重なんじゃないかって思いました。

ふたつの番組で事前にネタかぶりを打ち合わせているわけもないので(笑)偶然なんだろうけど思いがけず、これら2曲を聞き比べるっていう楽しみ方もできたなぁって感じです。

 

 

『あめのひドキドキ』では雨が降ることで日常にちょっとした変化が起きているのを、ドキドキしながら楽しんでいます。いつもとちがう音、いつもとちがう色。そして水たまりのなかに映るさかさまの世界。

どんよりとした曇り空から降り続く雨、憂鬱にも思える季節が、この歌を聞くことで一気に光を帯びてキラキラと輝きだすようです。

 

そういえばうちの5歳坊主やそのお友達、幼稚園からのお迎えに行くと濡れるのも構わず、長靴で勢いよく水たまりにじゃぶじゃぶ突っ込んでいきます。母たちからしてみたらヒーやめてー!みたいな状態なんですけど、彼らの目にはきっと雨がとってもキラキラしたものに映っていることでしょう。

『あめのひドキドキ』がラストで歌っているように、まさにその世界のすべてが「あめのひ みつけた たからもの」。

そんな純真な子ども心をも思い出させてくれるような、素敵な曲です。

 

 

井上雪子さんが紡ぐ可愛らしい世界

 

そしてアニメーションが井上雪子さん。好きです。(告白か。)

「おかあさんといっしょ」では2016年2月のうた『キミといっしょに』や、2014年1月の『冬の娘リッカロッカ』あたりがありますかね。

今回はいっそうあどけなさを感じるキャラクター造形で、その可愛らしさがもはや凶器です(笑)

 

そして個人的には井上雪子さんっていったらやっぱり『恋なんです』!!

「みんなのうた」2015年4-5月の楽曲なんだけど、確か今年に入ってからもまた再放送されてたなぁ。初恋になるかならないかぐらいの淡い恋心を歌ってるんですけどね。井上雪子さんのアニメーションがその青さを絶妙に表現してくれてるんです。

主人公の女の子に芽生えはじめたその想いにキュンキュンしつつ、のどの奥を掻きむしりたくなりそうなむず痒さに身悶えするという。歌の世界がこれほどまでに伝わってくるのは、歌詞が良いのももちろんあるんだけど井上雪子さんが表現しているアニメーションの力が結構大きいです。

ハマったら頭んなか回りだします。♪恋なんです恋なんです、それがこーいなーんですー♪

 

『恋なんです』の登場人物絵はちょっと目がきょろんとした感じで味わいがあるというのかな。可愛らしいだけじゃなくてひょうひょうとした面白さがあるキャラクターデザインですよね。

今回の『あめのひドキドキ』では、それを考えるとあえてクセは無くして、可愛らしさとあどけなさに特化してます。顔のパーツを下に寄せて頭は大きく、黒だけの大きなまんまるおめめ。

しかし逆にそれが子どもたちの素直さを伝えてくれてるような。なーんにも考えてないみたいな表情が、ありのままの事象をそのまま受け止める純粋な気持ちを表してくれてるかのようです。

 

こちらが井上雪子さんの公式サイト。

Yukiko Inoue Web Siye http://sunday.ciao.jp/

ここに掲載されてるお仕事実績は一部みたいですね。代表作に『恋なんです』は載ってなかった(笑)

 

ちなみに井上雪子さん、FacebookやTwitterも使って発信してらっしゃいます。

昨年9月に娘さんをご出産されて、0歳児抱えながらの制作なのだそうで。Twitterのつぶやきを拝見してると、寝返りされて布団が狭いとか疲れて親子3人一緒に昼寝してたとか、わりと日常が垣間見えるので勝手に親近感が沸いてます。

保育園が決まる前は預け先をやりくりしながらお仕事されてたみたいで、そんなこんなの努力や葛藤のおかげでこんな素敵なアニメーションを見ることができてるのだなと。

誰しも才能だけじゃないんだよねと思ったりしました。

 

いろんな絵で出没。

 

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