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井伊テレ子がEテレの子ども番組や特撮・アニメの感想をぐだぐだと書き綴ります。

「みいつけた!」2017年3月の新曲は、派手な空間で宇宙人になって踊る『はじまりバーン!』

「みいつけた!」のエンディングで2017年3月13日(月)より新曲『はじまりバーン!』が流れはじめました。

 

去年の今頃は『グローイングアップップ』が登場して、3月の別れのシーズンを思わせるその歌詞に日本全国がしんみりと包み込まれましたが・・・

今年の『はじまりバーン!』はタイトル名のとおり、勢いよく飛びだすような曲。

4月から始まる新年度に向かって、「はじめよう!」「はじけよう!」と。期待いっぱいでうずうずしてるような雰囲気です。

 

『はじまりバーン!』

作詞:ふじきみつ彦
作曲:小杉保夫
振付:古家優里
アニメーション:上田大樹 

 

 

今回の『はじまりバーン!』はうちの坊主ども、やたら食いつきがいいです。

 

この曲が聞こえてくると、5歳坊主は「あたまが白いんだよ!」と言ってテレビの前に駆け寄っていきます。

みんなが宇宙人になっちゃった!?みたいな演出で、スイちゃんたちが銀色の髪の毛になっちゃうからですね。それが物珍しいらしくて「あたまが白い」と面白がってるみたいです。画面がぴかぴかしてるのも楽しいのかな。

 

7歳坊主は、登校時間的に朝の放送は見られないんですよ。だから夕方の放送を2回ぐらいしか見てないはずなのに「この歌、もう覚えた!」と言ってました。

キンコンカンコンとか、バンバンとかコンコンとか、短いフレーズを繰り返すキャッチ―な詞が、耳に残りやすいんですよね。

きっとすぐに歌えるようになると思います。 

 

 

 

 

歌唱はチーム・ザ・みいつけた!

 

今回の『はじまりバーン!』を歌うのは、コッシー・スイちゃん・サボさん・オフロスキーです。

この4人が衣装を揃えて一緒に踊ってるの、嬉しいなぁ。「みいつけた!」の出演者はみんなでひとつのチームなんだよ!みたいな感じで。

 

というのも、番組開始当初の「みいつけた!」では、それぞれのコーナーが独立していてあまり交わることがなかったんです。

まれにスイちゃんがオフロスキーの仮装をしてたりなんかすると、それだけでものすごいスぺシャル感があったもんですよ。

数年かけて次第に、スイちゃんがオフロスキーの「よんだ?」のコーナーで共演するようになったり、スタジオパートでサボさんがオフロスキーと電話している風の小ネタがあったり、「みいつけた!」の中のそれぞれの世界はつながっていくようになりました。

 

ひとつの歌に一緒に登場するようにもなりましたね。

『まいにちアハハをみいつけた!』では、コッシースイちゃんサボさんが歌のメインなんですけど、最後にオフロスキーが「よんだ?」って出てきます。

オフロスキーの存在がオチ的にというか、ネタ的に使われてて、最後だけニュっと顔を出す感じですね。

 

だから今回『はじまりバーン!』では、4人が同じ扱いで、同じ比重で歌を歌ってるってことに、おぉ!ってなりました。

「みいつけた!」メンバーがひとつのチームとして、力を結集してる感じですね。

これぞ、チーム・ザ・みいつけた!ということで勝手に讃えさせていただきました。

 

 

今の3代目川島夕空スイちゃんになった2015年度以降は、地方公演の「みいつけた!ステージショー」が始まったので、出演者はみな一緒にひとつの舞台に立つようになりました。

オフロスキーとみやけマンという、子どもはそんなに嬉しくないであろう(むしろ大人は歓喜の涙)ツーショットも実現しました。

だから今じゃたいして珍しくも思われないでしょうけどね。オフロスキーとスイちゃんたちが絡んでいるのは。

 

けど『はじまりバーン!』で並んで歌ってるのを見ると、やっぱこれって番組初期には考えられなかった貴重なコラボだよなぁ、なんて思ったりします。

 

 

4人で分け合うパート割り

 

『はじまりバーン!』では、コッシー・スイちゃん・サボさん・オフロスキー、誰かひとりがメインということはなく全員が主役です。

同じ比重で歌詞を割り当てられてるんですね。この同じ比重っていうのが、「みいつけた!」チームの一体感を生み出す大きな要因なのかなと思います。

 

例えば冒頭のサビが終わったところ、歌いだしはこうですね。(カッコ内はパート割りです。)

 

すわってるばあいじゃない イスがいうのもへんだけど(コッシー)
ねぼけてるばあいじゃない ゆめでいうのもへんだけど(スイちゃん)
あったまってるばあいじゃない おふろでいうのもへんだけど(オフロスキー)
うたってるばあいじゃない ノリノリのとこわるいけど(サボさん)

 

コッシー、スイちゃん、オフロスキー、サボさんの順番に歌っていきます。

そんでもって、歌詞の中身も歌うキャラクターに合ったものになってます。

なので『はじまりバーン!』はあらかじめこの4人で歌うことを想定して作られた曲だ、ってことですね。

歌詞を作った時点ですでに、どの部分を誰が歌うってことは念頭に置いてたと思います。

 

ちなみに作詞はスタジオコーナー「コッシーとスイ」の脚本を手掛けているふじきみつ彦さん。

キャラクターの魅力を存分に分かっている(というかこの人が元凶(笑))方です。

なので、4人で歌を分け合っているにも関わらず、4人全員が美味しい!っていう状態を作り出してくれてます。ブラボー!

 

 

映像もインパクトありますよね。4人が踊ってる場所はふだん使ってる「コッシーとスイ」のスタジオセットなんですけど、プロジェクションマッピングってやつでしょうか、派手な視覚効果があって目が離せません。

でもって歌詞のなかの「宇宙バンバンビッグバン♪」っていう言葉からイメージを広げたのかな。CG合成で宇宙のなかを飛んでたり銀色のコスチュームつけて宇宙人っぽくなってみたり。

ディスコサウンドみたいな音楽も、夜通し踊ってられそうな、たーのしー!みたいな気軽な雰囲気なんです。

聞けば聞くほど、好きだわこれ。

 

はんぺんれんこん♪

 

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「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」これまでの物語は2017年3月17日(金)放送分で完結です。

ただいま、物語の完結に向けて大盛り上がりの「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」です。

正直、最後までゆるーく終わるんだろうとさほど期待してなかったんで、次々繰り出されるシリアスなセリフに衝撃ハンパないです。

 

何と戦ってるのかわけわかんないストーリーとか言ってごめんなさい!

再放送ばっかりでいい加減見飽きたとか言ってごめんなさい!

 

これまでの2年間の全てがこの完結編のためにあったと言っていいぐらい、総力挙げてお届けしております「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」。

 

・・・いやほんと、クックルンで泣いちゃうとは思わなかった。 

 

 

 

 

イチゴ・アオイ・ハッサクとミトンの友情ストーリー完結へ

 

思いっきり完結編とか言っちゃってますけど、「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」そのものは、番組タイトルを変えずに2017年度も続くそうです。

なので完結って書きましたけど、番組の最終回って意味じゃないです。

 

イチゴ・アオイ・ハッサクがミトンと出会ってはじまったストーリーの結末が明かされる、というのかなぁ。いわば2015-2016年度の「ミトンの記憶喪失編」あるいは「イチゴ・アオイ・ハッサク編」が完結。という感じになると思います。

 

ちょうど今、3月6日(月)から3月17日(金)まで、10回に渡って放送されているところです。

再放送は3月20日(月)から3月31日(金)です。同じ内容での放送になると思います。

 

これから再放送で見るって方はちょっとこの先ネタバレになっちゃうんで、画面閉じていただけましたら幸いです(笑)

 

 

さて、アニメパートの方はあと2回で終わりというところまで来ました。

番組表で予告されているサブタイトルと、放送内容がこちらです。

 

2017年3月15日 (水)「ミールのきもち、ミトンのきもち」
2017年3月16日 (木)「決戦!イチゴ、アオイ、ハッサク」

 

とうとう迎えた最終決戦…悪い運命を吹き飛ばせ!クックルンが究極のパワーアップを果たす。渾身の力で、まんぷくビーム!
迷いながらも、一生懸命料理して、美味しくてバランスのよい食事をたのしんで…多くの人たちに助けられながら、力を合わせて困難に立ち向かってきた。
その3人の気持ちと、多くの人の願いがひとつになる時、宇宙の果てで奇跡がおきる!

 

木曜でミールさんの星を救って、最後の回は地球に戻って終わり、といった感じかな。

金曜はイチゴ・アオイ・ハッサクがこれまでを振り返るやりとりが中心になりそうです。一気にお別れが押し寄せます。

 

2017年3月17日 (金)「こころは となりにいるからね」

 

穏やかな春の一日…のはずが、イチゴ・アオイ・ハッサクに大事件!?
学校の帰り道、ミラクルキッチンにやってきたクックルン。様々な思い出を語り合う。
初めて出会ったあの日から、これまでにあったいろいろな出来事。そしてその時の自分の気持ち、きっとどれも忘れない。
たとえ近くにいなくても、心は隣にいるから。

 

思い出を語り合うとか忘れないとかたとえ近くにいなくてもとか、予告だけで番組終了フラグがガンガン立ちまくってるけど!だけど終わらないよ!!(笑)

何度も言いますが「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」の番組そのものは2017年度も継続です。

出演者の交代など、大幅なリニューアルの可能性は否定できないですけどね。それはまた後日の発表になることと思います。

 

 

2年間の総決算、盛り上がる最終週

 

このところの完結編を見ながら、クックルンはやっぱり料理番組だったんだなぁと思いました(今さら)。

いや、料理を通じた教育番組だったんだなぁ、といいますか。

何というか食べることの意味だったり、料理することの意味、そういう根源的なことをさらっとセリフに入れてくるんですよね。

 

例えばミールさんの「食べものの力はとても大きい。その星を滅ぼす力がある。」とかですかね。

世界で起きてる食糧危機までも含めてるような、そんな深さを感じました。

 

そんでもってケイがモバイルキッチンを救うために覚悟を決めたときの言葉ですよ。

イチゴ・アオイ・ハッサクがこれまで背を計って柱につけてきた印があるんです。それをそっと撫でて、3人のこれまでの成長を噛みしめながら、ハッサクを言い含めるケイのひと言。

 

皆さんが楽しく美味しくご飯を食べて、無事に元気に大きくなって、いろんなことにチャレンジできる。
それはとーっても大事なことなんですよ。皆さんが思ってるよりも、ずーっと。

キッチンの番をする人は、みんなそう思ってるんですよ。

 

キッチンの番をする人。それはまさに、毎日毎日それぞれの家庭で、子どもたちの食事を作ってる人のこと。

まるで子どもを見守る全国の親を代弁するような。親たちの気持ちまでをも思いやるような。そんなセリフに心打たれました。

まーた渋谷圭亮さんが、切ないような暖かいような、良い言い方するんだわ。


そしてハッサク、ケイがいなくなっちゃうってことを悟ってすがりつくんです。「ケイ行っちゃいやだ!」

この時のハッサクくん、ほんとに目がうるんでましたね。

こっちまで目頭熱くなっちゃってもらい泣きですよ。まさかクックルンで泣く日が来ようとは。

 

ここほんと迫真の演技で、もしかしたら撮影終了を目前にしたマジ泣きなのかもしれないなぁと思いました。

いやたとえ演技でしかないとしてもそれはそれで外川燎くん、末恐ろしい役者だと思いました(笑)

 

 

ちなみに完結編に入り、「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」ではこれまで散りばめられてきた伏線が回収されました。

あまりに伏線が散らばってたのでほんとに風呂敷たためるのか?と心配してたんですけど、ミールさんが黒幕だったことで、見事に物語の整合性がとれましたね。

代わりにミールさんの性格が相当アレだった印象がぬぐえませんけど。

クックルンと仲良くしてたのもドジっ子を装っていたのも全て、地球の人類を皆殺しにするためのことだったんですよね。

だとしたらミールさんの人格、もはや正常域じゃないなと。

いやこれ、子ども番組に出しちゃいけないレベルで破綻してるよ!とツッコんだりしましたけど(笑)

 

ともあれ、そんな時はクックルンのゆるーい空気が逆に救いになるわけで。

最後は友情パワーとやらであらゆる全てを丸くおさめてくれることでしょう。

 

 ラストは赤飯。

 

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